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大谷翔平さんのキャリアで考えるジョブ型採用

大谷翔平さんは投手としても打者としても一流。

これを採用という観点で考えてみる。
大谷翔平さんのような人が欲しいという会社のジョブディスクリプションは
「投手も打者もお願いします」
ということになる。

もしジョブディスクリプションが
「投手をお願いします」
だったら大谷翔平さんのような方はそのチームに入りたいと想うだろうか?自分は投手も打者も可能性を諦めたくない!と想って一生懸命努力していたとしたら。
当時の日ハムの栗山監督が「二刀流」を支持したからこそ実現した。

ベンチャー・中小企業はこういう「背伸び採用」で勝つことはある。
大手企業「一流の投手」募集。
ベンチャー企業「うちの会社なら投手も打者も思う存分できる」募集。
自分の可能性を狭めたくないという学生・求職者がいたときには、後者のようなベンチャーを選択するケースも少なくない。
安易なジョブ型採用は自社の可能性を狭めることにもなるので、慎重に議論する必要がある。

そして「採用」だけではなく、
採用・配置・育成・評価・処遇・代謝という6つの施策がそろってこそ機能する。採用だけに力を入れても、その後の育成や評価がジョブ型へ移行していなければ、つじつまが合わない人事施策となってしまう。

そして「ジョブディスクリプションはだれが書く」というのも大きなテーマとなる。これはまた今度。

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