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「夏の四国あちこちきっぷ」で巡る四国旅 (2日目 その1): 銭形とうどんへの執念


前回のあらすじ

高知県のアンパンマンミュージアムを訪れた後、地元のカフェでランチ。午後は「日本三大鍾乳洞」の一つに数えられる龍河洞を訪れて、束の間の涼を楽しみました。香川県琴平のこんぴら温泉郷で宿泊。地元の食堂で夕食にしました。

これでお金に困らない?

2日目の朝。琴平を出発し、この日最初の目的地は観音寺(かんおんじ)。ここには「銭形砂絵」と呼ばれる観光スポットがあります。

琴平駅に行くと、電光掲示板に「あの顔」が!

「特急(顔)南風2号」。もしや「アレ」が来る!?

そしてほどなく現れました。黄色いアンパンマンラッピング!今日もアンパンマンが旅のお供をしてくれます。

前日は赤でしたが、この日は黄色。この路線を走る2種類のアンパンマンをまさかの制覇。

10分ほどで乗換駅の多度津駅に到着し、普通列車で西に進みます。平日の通学時間帯とあって高校生の利用が多く、席が埋まるほどになっていましたが、徐々に降りていき、空席が増えてきます。

観音寺に到着。ここから銭形砂絵のある琴弾(ことひき)公園方面に歩いて向かいます。いきなり橋に「寛永通宝」。「銭形砂絵」に描かれているのが、この寛永通宝なのです。そういうわけで観音寺の町は寛永通宝で溢れています。お金持ち!

寛永通宝の溢れる町、観音寺。

橋を渡った先には、なんとポケモンのヤドンとヤドキング(ヤドンの進化形)がいました。ヤドンは「うどん」と語感が似ているということで「うどん県PR団」に起用され、香川県の各市町村にヤドンのマンホールがあるようです。県内には最近「ヤドン公園」なるものもできたとか。今度香川に行く時には訪れてみたいです。

ヤドンとヤドキングのマンホール。観音寺駅のすぐ近くです。

15分ほど歩いて「琴弾八幡宮」の鳥居へ。さらにここから階段をひたすら上っていくと、銭形砂絵がよく見える展望台に着きます。

寛永通宝!

聞くところによると、この砂絵にはご利益があるそうで、「この銭形を見た人は健康で長生きできて金に不自由しなくなるといわれています」とのこと。欲張りすぎな気もしますが、素晴らしい!

「健康で長生きできて金に不自由しなくなる」らしい。やったね!

ちなみに「観音寺市」というからには「観音寺」というお寺があり、すぐ近くなので行ってみます。

四国八十八ヶ所の六十九番だそうです。

海岸に植えられる木といえば松が定番。松の木に囲まれた遊歩道を歩くことができます。

松林の中を歩きます。

景色が開けて、両側に海と松が見えます。散歩コースに良さそうです。

これはもう景勝地でしょう!

香川に来たらうどんに限る

さて、まだお昼にはちょっと早いのですが、香川県に来たからにはうどんを食べたいと思いました。しかし観音寺は香川県といっても外れの方で、うどん店も高松などに比べると多くはありません。事前に調べていたお店はまさかの休業。しかしもう少し待てば別のうどん店の開店時間になります。讃岐うどんを諦めきれず、乗ろうとしていた特急を1本見送って食べに行くことにしました。こういうことを思いつきでできるのが一人旅の良さだと思います。

つるかめうどん」さんで冷やしぶっかけうどん(小 320円)を注文しました。トッピングの揚げ物の種類が豊富で、色々並べられているとつい食べたくなってしまい、3つも取ってしまいました。結果、全部で700円。サイドメニューのほうが高い…(笑)

うどん小+かき揚げ、鶏天、ちくわ天。揚げ物取りすぎというツッコミは受け付けます。
生姜もちょっと入れすぎましたね。

食べてみると、讃岐うどんと聞いてイメージするような超強力なコシというわけではありません。喉越しはよく美味しいのですが、ちょっと拍子抜け。揚げ物はそのまま食べたり、うどんのだしに漬けたりして楽しみました。ともかく、これでうどんミッションも無事達成です。

そして観音寺から列車は西に向け、愛媛県へと進んでいきます。<↓に続く>