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お家シャンプーで髪がツヤツヤになった

私はかれこれ15年くらい「オーガニック」とか「天然成分」とかが書かれているシャンプーとリンスを使っている。

環境問題が気になり始めて、シャンプー以外の石鹸や洗剤などできるだけ環境に負荷をかけなさそうなものを色々試してきた。

食器洗い用の洗剤はダメなものはそうそうないと感じる。たまに家に姪っ子たちを可愛がりに来てくれる妹によると、汚れが落ちた感じがしないと言われることがある。けれど、私的には綺麗に洗えていると思うし、頑固な油汚れや焦がしてしまった鍋なんかは重曹であっという間に解決だ。

というわけで、輸送の環境負荷を考えたら海外の製品より、日本製の方がいいかな?という理由と、手に入りやすいのが良いという理由で近くのドラックストアで買えるSARAYAのヤシノミ洗剤を愛用している。

洗濯洗剤は結構悩ましい。まず洗い上がった洗濯物の匂いが好きかどうかが問題だ。汚れも落ちているし、洗い上がりの感触も良い。なのに匂いがどうしてもダメで、リピートできなかった製品がいくつかある。

そのほかに洗濯の時期や洗濯機との相性もある。うちは縦型の自動洗濯機。水がすごく冷たくなる北海道の冬の洗濯は粉の洗剤はダメらしく、溶けきらない洗剤が洋服に残っていることが多かった。ぬるま湯で溶かしてから洗濯機に入れるという方法で解決できるが、そんなの買ってしまった洗剤を使い切るまでは頑張れるけれど、それ以上はお断りしたい。

それで、がんこ本舗の「海へ…」を使っている。冷たい水でも洗濯ができ、すすぎ0回でもOK!。ですが大変申し訳ないのだけれど、すすぎ0回の時の洗濯物の匂いがあまり好きではなくて、すすぎは1回です…


シャンプーは洗濯洗剤よりも、もっと選ぶのが難しい。はじめに試してみたのは石鹸シャンプーだった。合成界面活性剤よりも石鹸の方が生分解性が高く、肌にもやさしいという。

初めて石鹸シャンプーで髪を洗ってみたら、髪がきしんで驚いた。石鹸シャンプー用のリンスを使うときしみはマシになるものの、今まで使ってきたシャンプーとの違いにびっくり。幸い乾かすとそこまでは気にならなくなるので、そのまま使い続けると3ヶ月目くらいでフケが出るようになり挫折。

それからオーガニックシャンプーなど色々な製品を試してきた。そのうちに、オーガニックをうたっているけれど、オーガニック成分が1%しか入っていない製品があることを学んだ。カタカナの多い成分表を素人が読み解くのはなかなかハードルが高いので、ECOCERTやCOSMEBIOなどの認証マークを取得しているものが安心ということも学んだ。そして認証マークを取得するために沢山の費用がかかるので、あえて取らないブランドがあることも学んだ。

庶民には手が出せないような値段のオーガニックシャンプー以外は、ほぼ試してみたと思う。そのうちにきしみにも慣れてなんでも良くなってきた。しばらく使ってもフケが出てこなければいいやって感じくらいに…

そんな私がここ1年ほど愛用していた製品が固形シャンプーだ。

使用感も良く、使い続けてもフケが出たり痒くなったりしない。

よくよく考えてみると、液体シャンプーがどれだけ環境負荷が小さくても、プラスチックのボトルに入っていたらトータルの環境負荷は小さくないかも?と思い始めて、固形のシャンプーを試してみたら思いのほか良かったので、そのまま続けている。

固形シャンプーといえばニュージーランドのエティークが人気みたいだけれど、私は日本製のThe BARを愛用している。

残念なことに近くのドラックストアでは買えないので、ネットで定期的に購入。ところが、新しいのを注文するのをうっかり忘れてしまい今日使うコンディショナー(これも固形)がない!という状況に。慌ててネットショッピングをしても、今日と明日はどうにかしなければならない。ということでドラックストアで使いきりのコンディショナーを買ってきた。

オーガニックでもなく、植物由来でもなく、環境に配慮してもいない、パウチに入ったものだったので心が痛んだけれど、そのコンディショナーの使用感は美容室に行った時のような仕上がり。サラサラのツルツルだ。

15年のあいだに私が家で髪を洗って、こんなにサラサラのツルツルになったことはない。

いつも二酸化炭素の排出が呪いのように気になる私と違い、まったく気にならない一般的な人は、こんなにサラサラのツルツルの髪で過ごしているのかと暗い気持ちになった。

15年もゴワゴワの髪で生きてきたガッカリ感と環境に配慮している製品を使うことの安心感を天秤にかけて、やっぱりまた今までの固形シャンプーに戻るのだけれど。

でも、これをサステナブルなビジネスとして広くひろめるには無理がありすぎる。

美しさをとるか環境をとるかの選択になったら、美しさが勝つ。

美しさは生物の本能に直結している。自然界ではどんな野生生物も個体の強さは美しさとイコールで、フワフワでキレイな毛並みは栄養が十分で健康で狩の上手い証だ。

本能に直結しているものに、つねに認識できない環境問題では太刀打ちできない。

解決する方法は環境に配慮するように規制をかけるか、環境配慮型のシャンプーの開発が進むしかない。どちらも難しいけれど、二酸化炭素の呪いにかかっていない一般的な消費者にゴワゴワの髪を受け入れさせるよりは現実的だなと思う。




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