【#4】自己紹介_令和元年の決意
前回の自己紹介はこちら
長らく自己紹介シリーズの更新をしておりませんでしたが、やっと書く時間をつくれたのでつらつらと書いていきます。
私は、教員生活6年目です。
昨年度までの5年間は、毎日のことに必死。
その瞬間瞬間で私自身の変化を感じることはあまりなかったのですが、
今振り返ってみるとなんかいろいろ変わってしまっていると気付きました笑
令和元年の決意の前に、まずはこれまでの振り返りをしたいと思います。
素直だった?教員1年目
初めての教員生活は、進学クラスの2年生の担任でのスタート。
まさかの担任で、戸惑うことばかり。
何も分からない状態だったけど、副担の先生に助けられながら、何とかやってました。
1番悩んでいたのは、生徒との距離をどうとるか。どこまで踏み込んで良いのやら…
進学クラスの3年生の授業担当も任せられたので、やることは山積み…
クラス担任と教材研究をやっていくのですが、まぁ間に合わない笑
特に、授業はぶっつけ本番になることも…
あの時の子たちにはホントに申し訳ないと思っています。
研究授業もあったから、これまたバタバタな日々。
しかも、私の配慮が足りなかったのか、生徒が問題行動を。その件で保護者や生徒と、何度も面談もしました。
三者面談で、保護者と話すのはどうも苦手。電話対応もかなり億劫でした。(今は何ともないですが、その当時は私のコミュ障具合に、自分自身があきれていました)
総括すると、
やったことの振り返りもできないままに過ぎていった1年でした。
今思えば、すごく素直だったなぁ。
はじめての受験にドキドキする教員2年目
もちろん、私の受験ではありません笑
持ち上がりで進学クラスの3年生の担任になった私は、もちろん進路指導や受験指導をすることになりました。
はじめて推薦書や調査書を書き、不備がないか心配したり、
管理職の心無い指導に、私の心がやさぐれて…笑
受験へ向けて、クラスの雰囲気は重くなっていくし、生徒同士の人間関係も複雑化…
何度も「あぁ今日は学校行きたくないなぁ」と思うようになってしまいました笑
私の声かけ1つで、よくできたところもあったし、それも分かっていたのだけど、
そこまで余裕も、うまくやる能力もなかった。
私は自分に余裕がなくなると、まわりが見えなくなるので、かなりそれが裏目に出た感じ。
それでも、生徒たちに助けられてなんとか生きることができました。
反省を力に教員3年目
教員を2年やってきて、振り返れば反省することばかり。
あれもできたのに、これもできたと後悔ばかりが残ったので、3年目はその後悔を生かそうと必死でした。
担任するクラスは進学クラスの1年生。
気をつけたことは主に3つ。
① 生徒一人ずつ、毎日面談する!(面談といっても雑談みたいな感じ)
② 昼休みは必ずクラスにいく(意味もなく)
③ 1週間の学習計画を立てさせ、振り返りを何度もしてもらった
クラスの子たちや保護者にも恵まれて、1年を過ごすことができました。
そして、この年から、サイエンスクラブをスタート。
はじめはなんちゃってクラブでしたが、地元の中学校の先生が受けていた助成金の一部をいただくことができ、初年度ながら設備を整えることもできました。
こんな若造にお金を与えてくれたその先生には、本当に感謝している。自分も見習いたいと思った。
大学院に入学したのもこの年だったなぁ。
仕事と講義を両立するのは大変だった…
なんかこのころから、私の教員生活に疑問を感じるようになってきました。
新プロジェクト始動!教員4年目
どこそこ出張で出かけることが多かった。
その中でも、台湾に2度渡航したことは私の人生に大きな影響を与えてくれた。
なぜ台湾に渡航したかというと、生徒の発案から生まれたプロジェクトがあったからだ。
台湾と日本との関係をミクロレベルでいいから、大切にしたい!
そういう意味からプロジェクトは始まりました。途中、いろんな人とぶつかることもあったなぁ。
でも、その中でも協力してくれる方はたくさんいて、何とか生徒の発案をかたちにすることができました。
自分自身も初海外でかなり緊張しました。
でも、これをきっかけにいろんな人とつながることができ、これまでにない情報に触れるようになって貴重な体験をすることができました。自分自身の生き方について考えることも多かったです。
サイエンスクラブの活動でも、今度は自分自身が助成金を得て、取り組むことに。
自分がやりたいことの先が見えてきた1年でした。
学校教育に疑問を感じまくる教員5年目
いろんなところで多くの方のお話を聞いたり、情報収集をする中で、1つの疑問が。
学校教育ってこのままでいいの?
本気でそれを考えるようになった5年目でした。
学校の中でやり取りされる、あらゆる言葉のやりとりの1つ1つに違和感を覚えるようになりました。
学校教育は洗脳に近い。
そんな教育はしたくない。
そういった思いから、学校の外へ出かけ、さまざまなコミュニティに参加することが多くなりました。
時には生徒を連れて、町のお店を取材したり、実験教室を企画したり、3Dプリンタを買ってみたり、それでコンテストに挑戦したり。
そんな風にいろんな活動をしていくと、次第にこれまで関わったことのない人たちと関わらせていただけるようになって、
ますます学校教育の不毛さを痛感することが多くなりました。
「なんでみんな一緒じゃないきゃいけないの?」
「学校組織ってこんなので本当にいいの?」
いろんなことが爆発しそうになって、その思いが行動にも出て来るようになりました。
進学クラス3年生の担任として、進路指導や受験指導をする一方で、そういった活動をするのは正直しんどかったけど、
今やらないと後悔する。という思いで、これまでやってきました。
令和元年の決意を考える教員6年目
この5年間をつらつらと振り返ってきました。
今年度、自分の状況を変えました。
① 担任をしない
② 授業で学校に行くのは週2日(11コマ)
つまり、週休5日の先生になりました。
もちろん、給料は減ります。
それでも、この状況を作りたかった。
大学院が最後の年だから、研究に専念したいっていうのもありました。
でも、少しでも学校業務の割合を減らして、自分自身と向き合いたいという思いが1番強かったと思います。
今年度はこれまで以上に、自分のために頑張ります。
教員は、生徒のために頑張りがちだけど(もちろんそれが仕事なんだけども)、自分自身の成長のために頑張ることは少ないです。(どの仕事も同じかなぁ)
学校教員をしていて、外部講師を呼ぶ機会があるのだけど、その時に思ったのは、
「学校に呼ぶ側ではなく、学校に呼ばれる側になりたい」
ということでした。
自分自身のスキルをもっともっと伸ばさなきゃ。そういった思いで、令和元年を過ごしていきます。
そのためにやりたいことは
やりたいこと① いろんな方に出会う
多くのコミュニティに参加して、魅力のある人とつながりたいと思っています。
このご時世、SNSで簡単にイベントを検索できるから非常に便利。
やりたいこと② ある人の生き方に学ぶ
私の身近に、揺るぎない信念を持って活動をされている人がいらっしゃいます。
今年度、その方と授業や課外活動の中でがっつり関わることができるようになりました。
その人と一緒に活動させていただくことで、少しでも多くのことを吸収したい。そして、それを自分でも応用していきたいと思っています。
やりたいこと③ 多くのスキルを習得する
今、やりたいと思っていることは
☑︎ プログラム技術の応用
☑︎ Illustratorなどを使って、チラシやポスターをつくる
☑︎ グラフィックレコーディングの練習
☑︎ 統計学を学んで、応用する
☑︎ 3D設計の基礎を学ぶ
☑︎ 動画作成技術を学んで、実際に作成する
☑︎ 探究活動の取り組みを体系化する
などです!
使って学ぶ
学んで使う
のサイクルをいっぱい回したい!
やりたいこと④ 論文投稿する
大学院の修士論文もあるんだけど、これまでやってこなかった教育論文にも手を出してみようかなと思っています。
これまでやってきた取り組みと成果をまとめる上でも大切なことかなと。
やりたいこと⑤ 本をつくる
商売目的ではなく、自分の考えを整理するためにも本をつくりたい!
このnoteがその1つだったのだけど、
ちゃんと章立てて、他人に読んでもらうことを意識してみることで、自分の思考も整理されるとあるYoutubeで言っていました。
たしかにそうだなと思ったので、令和元年にはやりたいな!と思いました。
7年目8年目があるかはわからない
今は、教員という立場ですが、これが7年目8年目と続いていく、保証はどこにもありません。(外的要因としても、内的要因としても)
保証はないけど、まずは目の前のことを黙々とやりたい。
令和元年はそういった環境をつくったし、実際にやれると思っています。
1年は長いようで短いので、このnoteで日々振り返りながら、歩みを進めていきたいとおもいます。
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