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【フラッシュバック】お湯をかけながら

浴室で末っ子にお湯をかけながら、祖父の家で風呂に入っていた自分の幼少期のことを唐突に思い出しました。

もちろん実家にも風呂はあったのですが、節約のためだったのかなんだったのか、幼稚園児の頃は隣に住む祖父の家に風呂に入りに行っていました。


当時祖父の家は五右衛門風呂(長州風呂)で、となりのトトロのあの感じの風呂場でした。

脱衣所や浴室は断熱が効いていないので少し肌寒く、かといってお湯の温度は風呂を沸かす祖父の匙加減。

幼児にとってはだいたい熱かったと思います。


末っ子に頭からお湯をかけたとき、なぜかそのときのことが思い出されました。

長男も、次男も、末っ子も、私は遠慮なくザバッとかけてきました。

いくよ~、バシャーです。

幼少の私はというと、隣に住む可愛い可愛い孫だったので、祖父は慎重に慎重にお湯をかけてくれました。

シャンプーハットをかぶっていた記憶もあります。


全身を洗ってお湯につかるわけですが、最近の浅い風呂に比べ、祖父の家の風呂は深い五右衛門風呂。

3歳でも自分でまたいで入れる現代のお風呂とは違い、上手に丸い底板の上に乗って一人で湯船に入れるようになったのは、年長くらいだったのではないでしょうか。

できるようになれば何ということはないのですが、底板が小さめで、沈めるのにコツがいりました。


急に秋っぽく気温が下がり、湯船にゆっくりとつかる時間がこれから長くなりそうです。

記憶の中にしかないあの風呂が懐かしいです。

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