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【子育て】ハロウィンに思い出す【長崎】

今年もお菓子配りの時期になりました。
先週も息子たちは幼稚園のお友達と広い公園でハロウィン遊びをしたのですが、今週末は近所のお友達とハロウィン遊びです。

ハロウィンのニュースでは、いろいろなアミューズメント施設で衣装(ハロウィンコスプレ?)を着た若者たちが取り上げられますが、幼児や小学生も黒い服を着て100均のグッズを身に付けるなど、それはそれは楽しそうに遊んでいます。
(鬼ごっこなどをして、コウモリの羽や猫耳のカチューシャがとれたり、帽子がその辺に置き去りになったりして仮装にはそれほど意味はなさそう)


少し前書きが長くなりましたが、そんな子どもイベントの準備に、お菓子を小袋に詰めながら思い出したのが「お大師さまの日」

ハロウィンも子どもたちが袋をもって家々を回り、お菓子をせしめていきますが、私の遠い記憶、かれこれ30数年前も同じようなことをしていたことがフラッシュバックしました。
共通点は子どもがお菓子をもらいに回る点のみ。

長崎は遣唐使や遣隋使が日本を離れる最終地であり、かの弘法大師空海も五島列島から中国へ旅立ちました。
そのため、寺院等で弘法大師の命日である旧暦3月21日に「お大師さまの日」なる風習があります。(時期などはっきり覚えていなかったので調べました。)
お大師様の日に、現在のわが子たちのように、お寺や近所のおじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさんのところを回ってお菓子をいただいたことをなんとなく覚えています。

現在のような商業化されたイベントではないので、祭壇にお供えされていたものをお下がりでいただいたり、煎餅や栗ボーロのような子ども向けではないお菓子をもらったりしました。

念のため配偶者にも尋ねてみましたが、他県出身の配偶者にはまったく通じず、ローカルな行事だったのだと再確認しました。
(長崎県の中でもさらにローカルな行事である可能性も、そして空海ゆかりの違う地域で同じような風習が残っているかも)

形を変えながらも、近所で子どもたちがわいわい声を上げ、楽しそうにお菓子を頬張る、そんな秋の日の追憶でした。


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