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【子育て】『きりぎりすくん』【図書室】

『ルシールは・うま』に引き続き、アーノルド・ローベルさんの『きりぎりすくん』を読み聞かせしました。

「ぼく みちを みつけるんだ。」
と旅にでかけたきりぎりすくん。
旅の途中でいろいろな虫たちに出会い、世の中にはさまざまな生き方があるのを知る、そんなちょっと自分探しのようなお話です。

ローベルさんの作品は、がまくんとかえるくんシリーズも含めて、小さな子どもには少し難しい部分もありますが、考え方を変えればそれだけ解釈の幅が広いとも言えます。
読み聞かせをしながら、ん?どういうこと?とこちらが考えてしまうこともしばしば。

でも、内容が少し難しくとも、素敵な挿絵でたくさんの虫が出てきますから大丈夫。
いっしょに読んだことを覚えていてくれれば、思い出してくれれば、いずれ大きくなって、親になって読むこともあるでしょう。

訳者の三木さんも、
「このほんは おわったけれど
きりぎりすくんのたびは つづいています。
あさになれば しゅっぱつです。」
と結んでいます。

これだ!という道を見つけるのはなかなか難しいのですが、鼻歌でも歌いながら、子どもたちがそれぞれ自分の足で道を歩いていくことを期待しています。

☆こんな子にオススメ

・ローベルさんの本が好きな子(あまりいないかも)

・虫が好きな子

・読み聞かせが好きな子

☆対象年齢

・4歳くらいから


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