見出し画像

【中検4級合格!】過去問解説〜語順整序①〜今からでも間に合う10点アップ!対策

落ち着こう「正解はいつもひとつ!」

もし、語順の並び替えが苦手という方は、今日から考え方を変えましょう!
「語順の並び替え問題は、一番点数が取りやすい」です。まず、正解が4択の中にあります。さまざまな手がかりをもとに、3択の間違いを見つけていきます。

「真実はいつもひとつ!」(中国語では”真相只有一个!”)でおなじみのアニメ、名探偵コナン《名侦探柯南》は中国でも大人気です!共通の話題になりますね。
さあ、語順整序問題の「正解はいつもひとつ!」です。

さあ、今回もはりきっていきましょう!

【整理】文の成分をおさらいしましょう

中国語の文の成分は6種類です。

1:主語 
2:述語 
3:目的語

➡️ 日本語や英語と同じで、「誰が 何を どうする」の部分です。

4:定語(ていご)=連体修飾語 ➡︎ 主語/目的語の飾り(修飾)部分。
➡️飾りは必ず前につきます。「定語+主語」

5:状語(じょうご)=連用修飾語 ➡︎ 述語の飾り(修飾)部分。
➡️飾りは必ず前につきます。「状語+述語」

6:補語 ➡︎ 動詞や形容詞の後ろにつく、補足説明の部分。
➡️補語は必ず動詞や形容詞の後ろにつきます。「動詞/形容詞+補語」

我的 同学  昨天 买 到了 |名侦探柯南的 书。
定語+主語 | 状語+述語+補語 |   定語 + 目的語
(私の同級生は昨日、「名探偵コナン」の本を買った。)

画像1

【筆記】3️⃣語順を並び替える問題を解いていきますよ♪

(1)わたしたちは一緒に映画を観に行きましょう。
  ①我们电影一起看去吧。
  ②我们一起去看电影吧。
  ③我们一起去电影看吧。
  ④我们去一起看电影吧。

主語は「わたしたちは」、述語は動詞を探します。「行きましょう」「(映画を)観る」の二つがありますね。複数の動詞を使うときの順番は、動作が行われる順番になります。

【動作が行われる順番】
 ①(映画館へ)行く➡︎➡︎➡︎②(映画を)見る 👉 去看电影

そして、「一緒に」の“一起”は述語「観に行く」“去看电影”の定語(飾り)です。なので、“一起去看电影”となります。

(2)あなたは何色が一番好きですか?
  ①你最喜欢颜色什么?
  ②你最什么颜色喜欢?
  ③你喜欢最什么颜色?
  ④你最喜欢什么颜色?

「疑問文」になると、途端にわからなくなる…。実は、私がそうでした。会話では、相手に聞いたり、聞かれたり、とてもよく使う「疑問文」です。
私の攻略法は、「先に答え(返答)を考えてみる」です。

例えば「私は赤色が好きです。」だと、“我喜欢红色。”です。骨組みはコレです。次に「一番好き」の「一番」は述語の飾りなので、述語の前に置いて“最喜欢”になります。「何色」は、どんな色かという種類を尋ねているので“什么”を使います。

【 什么+(名詞): どんな(名詞)】
  ものの内容や性質、種類について尋ねる言い方。
  ◉「どんな病気」“什么病”  ◉「どんな時」“什么时候” 

画像3

(3)弟は兄と同じくらいの身長です。
  ①弟弟一样高跟哥哥。
  ②弟弟高跟哥哥一样。
  ③弟弟跟哥哥一样高。
  ④弟弟跟哥哥高一样。

この文の言いたいことは、「弟と兄の身長は同じ高さだ」です。
“A跟B一”「AはBと同じ」というフレーズがあります。このフレーズ自体を状語にして、後ろの動詞や形容詞を飾ることもできます。
 ➡︎ “哥哥样高” 「兄 と同じ 高さだ」

(4)彼は毎日地下鉄で通学しています。
  ①他坐地铁每天上学。
  ②他上学每天坐地铁。
  ③他每天上学坐地铁。
  ④他每天坐地铁上学。

これも(1)と同様、動作が行われる順番を考えましょう。

【動作が行われる順番】
 ①地下鉄に乗る➡︎➡︎➡︎②学校へ行く(通学する)

また、状語の“每天”は動詞の前に置きます。この選択肢にはないですが、“他”の前に置いてもOKです。重要なのは「必ず述語の前に置く」ということです。

(5)わたしは友達に誕生日プレゼントを買います。
  ①我朋友给买生日礼物。
  ②我生日礼物买给朋友。
  ③我给朋友买生日礼物。
  ④我给买生日礼物朋友。

主語は「わたしは」、述語は「買います」ですね。何を買うかの目的語「何を」は「誕生日プレゼント=生日礼物」です。なので、基本の文は、”我买生日礼物。”です。それでは、「友達に」はどうするか?

ここでは、与え先を表す介詞  「〜に」を使います。
给+人+买+O(何か):(人)に O を 買う

「友達に」は述語「買う」を飾る状語なので、動詞“”の前に来ます。

【まとめ】文の成分を理解すると中国語が見える

今回の記事は、いつもの倍の力を入れて取り組んでみました。いかがでしたか?

私自身、一般的な初級テキストの最初のページから淡々と取り組んでいったタイプで、この「文を構成する成分」については、学習を始めてだいぶ後にやっと体系的に学んで理解できました。

なぜか、英語の時は品詞を気にしていたはずなのに、中国語の時はほとんど品詞を気にせずに学んでいました。中国語の辞書には、品詞の区別まで載っていないものが多いような気がします。名詞や動詞ぐらいまでは何となく分かっても、形容詞や副詞や前置詞(介詞)など、あやふやな理解で区別できていませんでした。

最初の頃はそれでやり過ごすことができても、学習を進めていくと壁にぶち当たる瞬間がきます。そんなまわり道をしてしまった者として、みなさんには同じミスをしてほしくないなぁと切に願っています。

画像1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『はじめよう看護中国語!』Facebookライブ配信中

今月6月23日より、毎週水曜 お昼12時30分~12時50分までの20分間、Facebookグループにて『はじめよう看護中国語!』ライブ配信中です。
今後3ヶ月限定での配信を予定してます。

⬇️こちらからFacebookグループにアクセスできますよ♪
 「グループに参加」ボタンを押してくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スキやフォローして頂けると励みになります。

⬇️過去記事は、こちらからどうぞ!


わくわくするような内容を全力でお届けします😊