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【中国語スピーキングのコツ】実はとても簡単!|大きな声で発音する、これだけです

日本人は声が小さいのでしょうか?

 どの語学を学ぶにしても同じだと思いますが、こと中国語となると、大きな声で話すことは非常に重要です。ヒソヒソ声を除いて、大抵の中国人の中国語の音量は中〜大レベルです。中国語の発声方法からすると、最初から最後まで一定の音量でつらつらと話すと言うのは不可能だと思います。

 日本語の場合、口先で話すのが一般的で、大勢の前で発表する時以外は、自分の体の中に音を共鳴させて発声するということがありません。一方、中国語の場合は口腔内、鼻腔内…とあちこちに共鳴させて発声します。そして発声と共に、強力な振動が体外へと伝わっていきます。

 日本人が中国語を話す時、どうしても口先で音を作ってしまいがちです。自国の言葉が干渉してしまうのは万国共通で仕方ないことではありますが、日本語の発声方法で似たような音を出してみても、実際にはネイティブスピーカーには全く違う音として伝わってしまいます。

 正しい口腔内の形、下の位置をとるのはもちろん、大勢の前で発表する時のように、自分の体の中に音を共鳴させるということを意識することが必要です。つまりは、大きな声で発音することが重要なのです。

「ああっ?」と返事をされて、ひるむ経験

 これも、中国語学習者あるあるだと思います。中国語仲間と話していると、この話題が何度となく挙がります。それだけ、ネイティブに「ああっ?」と言われる人が多いということですね。もちろん、私だって言われたことはあります。一瞬、「おっ!」とひるみますが、聞こえなかったんだなと大声で返します。

 ひるんで小さな声になると、そこで会話は終了になります。単語自体、あるいは声調、何かが間違っているのかもしれないけど、何とか伝わってくれないと困る!の気迫で迫ると、意外と通じる瞬間が来ます。私が中国人とのコミュニケーションに面白さを感じるのは、この点にあるのかもしれません。

 そんな時のコツは、とにかく大きな声であること!相手に届く声量さえあれば、たとえ何かが間違っていても、相手に届く情報量は増えます。そうすると、相手はコミュニケーションに長けた中国人、なかなか鋭い返しをしてくれます。ちゃんとした球を投げれば、相手もキャッチボールを楽しんでくれるはずなんです。

 もちろん、まだあまり話せないという段階で、大きな声で話すのは相当の勇気がいります。ですが、ぜひとも実行してみてください。やってみると、自分でも驚くほど、発音に注意が向くようになります。大きい声で話すのですから、いい加減な発音は口に出せなくなります!

私はキッチンで音読しているのですが…

 ちゃんと発音ができていると、時折、レンジフードが共鳴して振動するんです。最初は、外の風が影響しているのかと思っていましたが、中国語の発音のせいだと気付いてからは、自分の中国語のバロメーターになってます。ちょうど、洞窟などで「わー!」と叫ぶと、「わー!」と響くような感じです。

 普段、あまり中国語を話す機会がないという方にとって、音読はとても良い練習だと思います。大きな声で読む習慣がついていると、脳はそれが普通と認識するので、自然といつも通りの音量(=大きな声)で話すようになります。試しに現時点の音読を録音しておくと良いかもしれません。

 3ヶ月後、現時点の音読とその時点の音読を比べてみれば、その差は歴然です。自分の進歩が感じられると、間違いなく、モチベーションは倍に跳ね上がります。だまされたと思って、今から録音してみてください。そして、早速今日から音読を始めてみましょう!


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