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摂食障がいの克服62【ジャンクフード】

 摂食障がいに本格的に悩んでいたころの私の主治医の先生のお話です。

 『ジャンクフードっていうのはね、止まらないようにできているよね』

 確かに、過食する際に、焼き魚食べないですよね・・・やっぱりお魚っていうだけで、ちょっと食べ方も難しいし、ちょこちょこ頂くものだし・・

 お魚といえば、よく飲みに行くお店のお造りがめちゃくちゃおいしくて大ファンです。今は、そうやって飲みにいったりよくしていますが、これも本当に成長ですね・・・。摂食障がい真っ只中のときって、外食って、なんだかプラスアルファの出来事で、いくら外食しても抑えに抑えて、家で第4のお食事タイムができたりしたものです。

 拒食症のころ、過食症真っ只中のころ、やっぱり外食は嬉しいものではなかったです。パニックなんです。毎日食べるということの計算で、頭がいっぱいなのに、なんで余計に食べる時間を作らないといけないんだろう。

 思えば、本格的に拒食になる前の、43キロのころであれば、まだ平気でした。焼肉食べに行っても大丈夫だった。そこから、37キロまで減ることにより、逆に43キロに戻ったころも、もはや摂食脳一択の私には、同じ体重であれど、同じ自分ではなかった。

 ・・体重が48キロになってなお、この後2時間運動する予定があるから、おにぎり食べてもいいだとか、ランチやディナーの会食があれば、一体全体なんで、みんなで仕事外の時間まで食べないといけないのか・・・なんて、無理やり参加したものです。

 お客様と外食・・・というのは、比較的最近、そして食べることが嬉しくなってきたころ、それでも、どうしても帰りにコンビニによってしまう。スイッチが入ってしまうんですよね、いったん食べると。どうしても、外で自分を100%満足させることが怖い。どうせ、家に帰ったら、過食するんだから。というより、過食しないと1日を終えられない。そんな、恐怖なんです。

 いずれにせよ、人は心で生きているので、きっと色々な無理やがまん、それは今現在じゃなくて、過去にさかのぼってしているから、拒食や過食っていうのは、ただただ、『症状』なんだと思います。そして『反応』。今まで抑えつけてた脳に、今まで禁止していた食品がからだに入ってくるんだから、『もっと、もっと』ってなりますよね・・・。食べることだけじゃなく、ずっと我慢していた、気持ちとかも。ずっと苦しかった。

 ごはん(お米)を私は丸2年食べていません。夕食自体、2年食べれなかったんです。
 食べ始めてからも、せいぜい、普通の人だと1口サイズを、こわけにして、恐る恐る食べたものです。でも、過食になってしまうと、普通に炊くご飯から始まって、炊飯器で、ピラフだとか、味のついたご飯炊くと止まらなくなったなあ。摂食障がい真っ只中のころ、友達とご飯行って、お茶を飲んだり、小さいデザート食べるだけでいっぱいいっぱいで、目の前の友達は、しっかりパスタやごはんやお味噌汁を食べてる。
 私には、食べることが許されないと思っていたから、全然平気だった。
 ・・・はずなのに、目に焼き付いて、脳にしっかり刻み込まれていたんでしょうね、『食べたい』が。42キロの私は食べてはいけないのに、体重に関係なく、食べていい人たちが、目の前にたくさんいる。

 そういえば、この間、インスタントのきつねうどんに、てんぷらまでいれて食べてたら(思い切りましたよね笑)、息子に、『お母さんが、麺食べてるって、新鮮・・・』と言われて、照れた私。(前だったら、『え?!あかんかな。。。』って思考になったと思うんです)誰もせめていないのに。

 主治医の先生の話に戻ると、ジャンクフードって止まらない何かが入っていますよね。昨日ポテトチップス食べたくなって、友達に買ってきてもらったんです。まだ、食べてないけど、これ、開けると絶対1袋、すぐなくなるやつ・・・。ポテトチップスはどうなんだろう。先生のおっしゃったことによると、『白砂糖』だそう。白いお砂糖が入っていると、食べると止まらなくなるそうです。菓子パンとか、ふわふわのスポンジ。倉庫まで取りにいったのも、ふわふわのスポンジにクリームの入ったパンだったなあ。

 【ステップあやさん】

 私が本格的に、摂食障がいに悩んでいたとき、毎日、ステップあやさんのブログを読んでいました。

 ステップあやさん:もちろん、ご存知の方も多いと思いますが、・・・摂食障がいに18年間苦しまれて、克服されてから、苦しまれてる方たちを救ってきた、ほんと、素敵な方です。ブログもそうですし、今拠点はアメリカですが(ご主人がアメリカ人)、日本に帰国された際には、美人塾という会を開かれていて、私も1度参加しました!あやさんにお会いして、写真を一緒に撮っていただいたり、素敵なご主人様とあやさんの2ショットも、ご許可を得て、撮らせて頂いて。

 私がステップあやさんに会いにいったころ、体重は48キロでした。
 あやさんファン(本当に、私記憶力だけはいいので、あやさんのブログの詳細も記憶しており)だった私はもう、幸せで、あやさんステキ。を繰り返し言ってしまって、でもあやさんが『でも私、50キロ台だよ』っておっしゃったんです。

 今になって思えば、あやさんの優しさですよね。50キロ台だよ。・・・それでもいいんだよ。

 ステップあやさんの記事ももう、読みつくしていると思いますが、一番きついときには、『バケツ1杯の野菜を食べても満たされない』とか、『クリスマスにホールケーキ買って、帰り道にひとり食べてしまった』とか・・・記憶に差異があったら申し訳ないのですが、本当に苦しまれた。嘔吐もひどかったと思うので、低体重だったと思います。そんなとき、今のご主人に出会って、ご主人が、わんわん、泣いたそう。そんな苦しかったんだね、って。そして、長い苦しみを経て、食べることの幸せ、生きづらさへの対処法だとか、ずっとずっと配信されてます。摂食障がいの方皆様に、読んでほしい、私はあやさんがいなければ、治っていなかった。

 からだの過食、心の過食、脳の過食、考えて考えて、私もここまでは来られた、って思っています。・・・とは言えやっぱり自分自身の認識ひとつで世界は変わるので、複雑に、グラグラしていますが。

 【ひとみんさんとなおさん】

 youtuberのひとみんさんは、163センチ、一時は60キロだった方です(現在58キロぐらい)。摂食障がい真っ只中では48キロ。食べられなくて、でも、今本当に本当にきらきらされています。私は2年ぐらい前でしょうか、配信を拝見していて、感動していました。もちろん、お顔もかわいいけれど、性格がかわいらしいです。おしゃれだし。
 人を元気にする能力がある。

 配信で、おいしいって、食べていらっしゃる笑顔、大好きです。

 なおさんもまた、摂食障がいに苦しまれたモデルさんです。
 現在は、オーバーサイズモデルさんとしてご活躍されています。

 今日、友達と話していて、みんなきらきらしてるよね、って。
 だから私たちだって、体重じゃないし、体型じゃないし、
 体脂肪じゃないし・・・(どうしよう、今朝34%だった・・・)・・と、自分を励ましています。😭

 生きるためには、まず、仕事をして収入を得るということ、また、将来国民年金いくら受け取れるのか、厚生年金は、など考えることはありますが、まずは、健康あってこそだから、国や、市政には、様々な頼っていいところが、たくさんあると思うんです。いい先生に出会って、いいアドバイスもらって、お薬なんかは私はあんまり好きではないけれど、朝しんどいな、って思いつつ5種類ちゃんと飲むし、でも、高額な医療より、名医に出会うことは結構私の中では大事でした。ちゃんと、国や行政に頼ることで、時には救われると思います。

 ジャンクフードはとまらない。でも食べていい。摂食障がいみたいにゆがまなければ、たまには。人のジャッジ如何でもない。
 といいわけして、今日おそらく、ポテチ食べます・・・。体脂肪34%ですよ。水分の6割とほぼ脂肪なの、私。…


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