摂食障がいの克服41【ストローク:心理学のお話】
私が心理学を勉強した際の、理解で書いております。
【ストローク】
心理学用語の『ストローク』ということばは、人が人に投げかける行動・態度であったり、ことばを指すもので、心の栄養となるものです。
『他の人の存在を認めるための行動や働きかけ』と定義されているそうです。
例えば、ぎゅっとしてもらったり、なでてもらったりすること等が、肉体的な、『プラスのストローク』、にっこり微笑んでもらったり、褒めてもらう、うなずいてもらうこと等が、心理的な、『プラスのストローク』です。
子供はプラスのストロークを親や周りから得ることによって、愛されてるって感情が育っていくのだろうなって思います。
一方、たたくという行動は、肉体的な、『マイナスのストローク』、叱るということが、心理的な『マイナスのストローク』。
なお、今調べたら、例えマイナスのストロークであっても、その人の存在を認めています。
どちらにもカウントされないものとして、暴力、無視、皮肉や嫌味を言う、という態度・行動があるそうです。
このストロークは、エリック・バーン博士が昔、発案したものになりますが、幼児に、充分なプラスのストロークが与えられないと、脊髄が委縮してしまうとおっしゃっています。これにより、情緒が安定しないそうです。
また、私がよく覚えているのが、人は、ストロークが足りない(『ストローク飢餓』というそうです)と、マイナスのストロークですら、欲してしまうそうです。子供が、わざと叱られる行動をすること等が、この例だそうです。よく、昔から、『好きの反対は(嫌いではなく)無関心』といいますよね・・・。
できれば、プラスのストロークをたくさんやり取りして、周りと触れ合えれば、心に、いい栄養が貯まっていくんだろうなあって思うし、エリック・バーン博士は、『人はストロークを得るために生きている』とおっしゃっています。相手がどんなストロークを求めているか、考えて行動する・・・なんだか素敵な心だなあって思います。
自分のストロークの傾向を知り、他人を肯定し、無視せず、相手を真摯に受け止める、等心がけ、『ストロークの貯蓄』をすることにより、ますます人に優しくなれるという、・・・今これを読んで素敵な考えだなあって再び思いました。私の好きなことば、『貯蓄』、心の栄養である、プラスのストローク貯蓄ができるようになれば、人生も前を向くかもしれません。
マイナスのストロークの貯蓄は、どんどん洗い流していければいいですよね。
【摂食障がい】
人がストロークを求めて生きているとすれば、『過食嘔吐』や、『拒食症』って、実はストロークが不足しているのかもしれないなあ、って考えていました。
誰かの愛情が得られない、感じられない、物理的に不可となった状態、等心が苦しいと、なぜか起きてしまう、この拒食症、過食嘔吐(非嘔吐過食を含めて)・・・。もしかして、『気づいてほしい』『ストローク飢餓』という表現ではなかったのか、とか・・・。
【6つの時間:時間の構造化】
以前書いた、人の時間を6つに分類する考え、これも、エリック・バーン博士の交流分析の考え方になります。
*一人時間(引きこもり)
*挨拶の時間
*雑談(近所の方や同僚とことばを交わす、など)
*活動(ともにゴールに向かって活動する)
*ゲーム(ケンカ)
*親密(好きな人たちと、心地よく、過ごす)
多少表現が異なるかもしれませんが、ざっくりとこんな感じで、これを円グラフにします。すると、『自分は一人時間が多い、ケンカが多い』という気づきになったりして、『親密時間を増やすために、どんな行動をすればよいか』等、自分の理想の円グラフに近づけていく、という考えになります。
交流分析のこと、まだ考えがあって、結果、ただの考えが書きたかったというより、それを摂食障がい克服に活かせないかなあと思いました。
私自身、ストローク飢餓であったり、時間では、親密時間不足だったのではないか・・・とか。
例えば、引きこもりの時間が多いと、たとえ、ケンカ時間でもほしくなるのではないか、とか・・・。
摂食障がい克服には、『重要な他者』が必要とも言いますが、もしも周りにひとりでも、理解しようとする存在がいれば、その人からもうたくさん、『プラスのストローク』がもらえたら、それは嬉しいですよね。
*写真はこの間一人で(引きこもり時間にあたるのか・・とはいえ、好きなyoutubeを見ているので、孤独感はなかったとすれば、それもいい時間にカウントでOkですよね)、飲んでいた日のワインとアボカドです。
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