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フィンランド生活255日目|Imatraを満喫してきたよ✨

Moikka! Olen mituki.🍄

今日は遠藤さんというフィンランド在住のグラフィックデザイナーの方に案内して頂いて、Imatraに行ってきたよ!✨
最高だった

メンバーは、遠藤さんと私とWood Programのメンバー2人、そしてAalto Univ.に研究でこられている建築家の方。

10:19ヘルシンキ発の電車に乗って2.5時間でImatraに到着!そこからタクシーで10〜15分くらいで最初にしてメインの目的地、Vuoksenniska kirkko. Alvar Aaltoが手掛けた超有名な作品。

内部はとても彫刻的。複数のハイサイドライトから採光した自然光が彫刻的な白い壁に反射して、人工照明がなくても明るくて開放感のある空間になっていた。

「水の中に居るみたい」
というアナスタシアの言葉そのままの空間体験だった。

アアルトと水ってやっぱり繋がってるんだよなぁ。


空間の作りは本当に美しくて、ずっと見たかったものだった。

ただ、劣化老朽化が痛ましかったのも事実。

実はこの教会、老朽化や湿気によるダメージが酷く、修復のために現在一般公開はしていない状況。(そこを特別に見させて頂いてとてもラッキー!)

折角良い建築なのに、傷だらけでしかも使われずにいるのはとっても痛ましい。

そして私にはこの傷は"ただの傷"ではない様に見えた。
綺麗にしたら、はい元通り
じゃない。

この傷はもう少し別の所の綻びが露わになったモノな気がする。具体的にいえば来訪者の減少。

教会は立地的に少し行きにくい場所にある。だから観光客やAalto建築巡礼する人もここに立ち寄らない事が多いんだとか。

そして最大の利用者である教会に所属する人の人数も減っているらしい。都市部に行った若者が帰って来ないのが問題と聞いた。それに加えて、若者のキリスト教離れも大きいと思う。実際私の周りのヨーロッパ出身の子の中で、現在も教会に通っている子は皆無。

だからなのか建築の中に入った時、生と死の狭間という感じがした。本来の目的で使われなくなり、観光客用の博物館と化した建築の事を「時間が凍った建築」と個人的に呼んでいるけど、この教会もそうなりかけていると思った。

だから傷は、ただの"劣化 / 老朽化"という言葉で終わらせちゃいけない気がした。

どうしたら人を呼び戻せるか?
どうしたら再度人が集う場所にできるか?

という所に傷の修復方法があるのではないかと思う。そしてこの問題を解決する事は多分、同じ問題を抱える世界中の歴史文化的建造物を生き返らせることに繋がるのではと思う。




...すごい話が脱線したけど、隅々まで見せてもらえて本当にラッキーだった!✨

そしてその後さらに凄いもの見ちゃった!

見て!!迫力!
フィンランドにこんなに力強いランドスケープがあったんだ!!

「ここ、まじでやばい」
って終始アナスタシアと感動してた😂

ちなみにここは、Valtionhotelliの裏側にあるよ。このホテルもフィンランドのナショナルロマンティシズム全開でめちゃ可愛かった。

最後にImatra Electricity Substaionを見て帰宅!

シンプルでカッコいい

あー楽しかった!!✨

帰りの電車にて

それでは
Kiitos Paljon!
mitsuki.🇫🇮


今日行った場所

Kolmen ristin kirkko
Three cross church
(修復資金寄付はこちらから)

サポートをして頂けたら嬉しいです◎ 頂いたサポートは、フィンランドで助けてくれた人達への恩返しとして、皆で何か楽しめる事に使わせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。 Kiitos Paljon🍄 mitsuki.