気分的にドイツで
はじめに
今日は東西ドイツが統一したでドイツでは10月3日は休日です。昨年はドイツ統一30年でしたので、そのことについて書きましたが、今回はドイツがどういう国であるかについて書いていきます。旅行がメインの内容になります。緊急事態宣言は明けましたが、以前のように自由に外国へ行けるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。以前のオーストリアと比較しながら読んでいただけると面白いかもしれません。同じ言語圏で、お隣の国ですが、地方によってその特色は大きく変わってきます。
ドイツってどんな国?
ドイツは日本より北に位置して、日本より少し面積が小さい国です。首都のベルリンやライプチヒを含む東ドイツ地域、ドイツ第二の都市・ハンブルクやハノーファーを含む北ドイツ地域、ドルトムントや旧西ドイツの首都・ボンを含む西ドイツ地域、ベンツの本社のあるシュトゥットガルトやドイツ第三の都市・ミュンヘンを含む南ドイツ地域に分けることができます。産業は車や重機などの重工業だけでなく、農業も盛んです。農業政策に関しては日本もドイツを含むヨーロッパ諸国に学ぶ必要があると思います。ソーセージやジャーマンポテト、カルトッフェルクヌーデルというジャガイモ団子やビールが有名です。料理は他のヨーロッパ諸国の方がおいしいと思います。サッカー好きにはたまらない国の一つで。ワールドカップがミュンヘンのサッカーショップに置かれていました。非常に貴重なものを見ることができます。
ドイツで人気の場所は?
ベルリンは旧東ドイツであったことから物価が安く、ドイツの中では治安はあまりよくありませんが、首都ということもあり観光地として人気を集めています。ポーランドとの国境に近いこともあり、ポーランド観光もついでにする人もいます。ベルリンの街には東西冷戦の象徴であったベルリンの壁やその跡が残っています。ベルリンの壁跡は地面に石が埋め込まれています。東西ドイツ統一の詳細についてはこちらを読んでいただけると嬉しいです。
ドイツの人気観光スポットと言えば、ロマンティック街道やノイシュバンシュタイン城です。どちらも南ドイツのバイエルン州にあり、ドイツの定番観光スポットです。旅行会社のパンフレットにも絶対と言っていいほど載っています。ノイシュバンシュタイン城は世界各国から人が訪れます。おとぎ話の世界に誘ってくれます。このノイシュバンシュタイン城を建築したバイエルン王・ルードヴィヒ2世は俗世間から離れて生きたいと思い、このお城を建てたと言われています。ノイシュバンシュタイン城はメルヘンチックなお城で有名ですが、実は近代建築の建物です。日本の明治時代に建築されました。しかし、当時のバイエルン王国は敗戦で疲弊してお城を建てる余裕などなかったのですが、ルードヴィヒ2世はこのお城を造らせました。築城中にルードヴィヒ2世が謎の死を遂げ、お城に玉座が置かれることなく現在に至ります。築城当時は赤字の中造らせたろくでもない建物と思われていて、バイエルン王国が倒れて、プロイセンに併合されたときに解体しようという話もあったそうですが、今となってはドイツの一大観光資源になっています。
ミュンヘンと言えば、バイエルンミュンヘンの本拠地があり、クラブハウスがあります。公開練習の日程などは公式サイトに掲載されているのでチェックしてみてください。公開練習の最後に選手のサインをもらうこともできます。日本語対応していないので英語かドイツ語になります。最寄り駅はU1のWetterstein Plazz(ヴェタ―シュタイン・プラッツ)になります。そこからSäbener Straße(ゼーベナー・シュトラーセ)に向かって歩きます。
バイエルン州はドイツ語も少し異なり、オーストリア寄りのドイツ語です。元ドイツ代表のフィリップ・ラームやバスティアン・シュバインシュタイガーのドイツ語と現ドイツ代表のトニー・クロースのドイツ語は少し違います。ご興味のある方はドイツ語でのインタビュー動画をご覧ください。そのため、ミュンヘンに行く人はベルリンに行くよりも隣国・オーストリアのザルツブルクやウィーンに行くことが多いです。僕もよくウィーンに行っていましたし、ウィーンのドイツ語の方が違和感を覚えません。
西ドイツ地域はケルンの大聖堂が有名ですが、それ以外の観光スポットはあまり多くありません。あの辺りの地域はサッカーチームが多いですが、観光をするような場所は少ないです。あの辺りにサッカーチームが多い理由として、ライン川沿いは工業地帯であったことからケルン、ドルトムント、レヴァークーゼン、ギルゼンキルヘン、デュセルドルフなどにサッカーチームが作られるようになりました。デュセルドルフは乃木坂46の生田絵梨花さんの出身地で、ドイツの日本人村と言われています。
最後に
ドイツはヨーロッパの旅行先でも人気の高い国です。観光スポットもたくさんあり、非常に楽しい国です。しかしそのドイツでも気を付けないといけないことがあります。それはナチスを連想される行動です。ナチスを連想させる行動を取ると罰せられます。タクシーと停めるときに手を挙げると思いますが、手を挙げる行為がヒトラーのポーズを連想させます。そのため、ヨーロッパ全土では手を挙げるときに人差し指を立てます。そうすることで挙手していると認識され、ヒトラーのポーズと区別されます。サッカーの国際試合でよく手を挙げるときに人差し指を立てているのはそのためです。海外でプレーしている選手はよくしています。ナチスを連想させる行動さえとらなければ非常に楽しい国です。日本人と似ていると言われますが、実はドイツ人は日本人よりテキトーです。ただドイツ人の勤勉さは日本人にはない素晴らしさもあるのでまねるべきところはまねるべきかもしれません。旅行先のビアホールで席が隣になった人とビールを飲みながら仲良くなるのもいいかもしれません。お酒の飲み過ぎには気を付けましょう!どこの国でも酔っ払いはいますし。
今回はドイツ全般について書きましたが、ミュンヘンに住んでいたので、南ドイツ(ミュンヘン近辺)については要望があれば、南ドイツ(特にミュンヘン)に特化した内容を書こうと思います。
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