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人のせいにしないと気が済まないんですか?


はじめに

前回の衆院選は大物議員が小選挙区で負けたり、落選したりと番狂わせが起こりました。大阪で盤石と言われていた辻元清美氏もその1人です。先日、彼女のインタビュー記事を見つけ読んでいましたが、その内容が政治家以前に人としてどうかと思うような内容でした。今回はその内容について書いていきたいと思います。



「女、女というから落ちたんだ」そんなはずあるまい

この記事のタイトルからしてもうありえません。そのインタビュー内容を見ていきたいと思います。



「今回の選挙で反応が良かったのは圧倒的に女性。街頭で演説をしていると、女子高校生がビラを取りに来てくれて『初めての選挙で辻元さんに入れます』と言ってくれたり。
森発言(元五輪組織委員会会長の森喜朗氏による女性が入る会議は長くなる、五輪委の女性理事は『わきまえている』などの一連の女性蔑視発言)の影響もあって、女性たちは『わきまえない』ことが国際基準なんだ、これまで我慢していたことを我慢しなくていいんだと気づいたと思うんです。

上記のインタビュー内容について、文面だけ見ると問題ないように思われますが、彼女のスタンスは女性を虐げている原因は男であり、その男に勝つことこそが女性の幸せと言わんばかりの立場です。女性の反応がいいのは当然です。高槻駅は僕もよく使う駅で、何度彼女が演説をしているのを見たことがありますが、結構な数の女性も無視して通り過ぎていました。女性の反応がいいという感覚は間違っていませんが、ほとんどの女性にも見向きもされていないと思います。男女問わず弁えたり、我慢ができなかったりすれば無法地帯になります。彼女が目指しているのは北斗の拳のような世界なのでしょうか?

辻元さんは今回の選挙戦の大きな争点として、ジェンダー平等を掲げて訴えた。10月23日には立憲民主党の蓮舫参院議員も駆けつけ、JR高槻駅前で「#女性の声が政治を変える」という街頭演説会も開いた。近隣自治体から多くの女性地方議員が集まり、リレートークを展開した。だが、選挙戦が終わった時、男性たちから「女、女と言っているから落ちたんだ」「あんな女の集会をやっているから」などという声を浴びせられた。「そう言われたことは、本当にショックでした。私はいつか女性総理を誕生させたいと思っているので、女性議員を増やしたい、ジェンダー平等を推進することが社会の矛盾を解決すると強く訴えました。

女、女と言うから落選したと、男性から言われたと言っています。彼女特有の男性蔑視が出ました。女、女と叫んで一番迷惑しているのは女性です。彼女のような存在がいるせいで、厄介者扱いされることもあり、女性との接し方が難しくなっていき、彼女たちに生きづらさを与えています。他国に比べて、女性が活躍する機会は少ないですが、女性の地位を上げろと言って、些細なことで女性蔑視だと騒ぎ立てるのはおかしな話です。ジェンダー平等を進めるにしても、自らの主張のみが女性の代表であるかのように進めるのは間違っていると思います。辻元氏と意見を異にする女性は男に駆逐されたとして侮辱するようなことを平気で言います。彼女が女性のことを本当に考えているとは思えません。母親の話を聞いている限り、彼女のような存在は女性の味方ではないと思います。本当の意味で女性のことを考えていないと思います。

「10区をとれば『完全制覇』という勢いでした。維新は自公政権批判はせず、徹底的に私を攻撃することで、野党が野党を叩くという構図をつくりました。鈴木宗男さんは辻元は『頭に虫がわいている』『人でなし』という内容をマイクでがなり、吉村さんからは『辻元は何も仕事していない』などと個人攻撃を受け、他の地域からも維新の府会議員などが何十人も入ってきて駅をジャックされ、何としても10区で私を勝たせまいという力を感じました。一方の自民党も安倍元総理や麻生さん、河野太郎さんまで大物が次々応援にきました。本来、この選挙で問われるべきだったのはコロナ対策や、公文書改ざんなどを繰り返した自公政権の4年間、そして今後の日本の行く道でした。けれど自民党右派と維新に挟み撃ちにされ、戦いにくさもあり、『辻元を国会から追い出すんだ』という勢力に撃ち勝てませんでした」

ここでは落選した理由を振り返っています。自公と維新の選挙妨害によって負けたと言っています。本人がどう言おうが自由ですが、これが彼女の落選の理由だと思います。辻元氏の選挙区を維新や自公が取るのに必死であったことは確かで、それほど辻元氏の基盤が盤石であることがうかがえます。彼女の言い分では、まともな政策を掲げているのに、自公や維新がそれを妨害し、妨害工作を行ったと言っています。いやいやいやいや、辻元氏は国会議員のときに平気で個人攻撃はするわ、審議を妨害するわで、政治家としてまともな責務を果たしていませんよね。それを選挙活動の場で言われたら選挙妨害ですか?自分がする分には構わないが、されるのは許せないんですか?その態度に有権者は呆れたんですよ。立憲がまともな政策も掲げておらず、枝野時代末期のゴダゴダには愛想を尽かすの至極当然のことです。むしろ、有権者の判断は正しかったとしか、言いようがありません。この被害者意識の強さだけは当選した議員より秀でていたと言えるでしょう。


最後に

この記事のツッコミどころは満載で全部書いていたらキリがありません。今回取り上げた内容はほんの一部で読んでいたらこの人が政治家にならなくてよかったと思います。女性に関する問題が山積しているのも事実ですが、彼女のような活動家がそれらの課題を遠ざけている気もします。本気で政治家に返り咲きたいなら、その姿勢を改めるべきだと思います。政治思想が合う合わないではなく、人としての倫理観を叩きなおすべきだと思います。女性の地位向上を掲げるにしても、自分と意見を異にする女性を排除するようなやり方は違和感を覚えます。人のせいにしている限り、政治家に返り咲くことは難しいでしょうし、有権者もバカではありません。人を見下すような態度を即刻止めるべきです。

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