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#46 ポテトサラダについて
誰にだって好きな食べ物というやつがある。
これさえあれば文句言わないというもの。
居酒屋に行けば必ずと言って注文するもの。
それはお酒のお供になるような、疲れた心を癒してくれるようなそんな食べ物だったりする。
僕にもそういう食べ物がいくつかある。
鶏の唐揚げとか、ミニストップのソフトクリームとか。
その時々のマイブームにもよって好きの度合いが変わるのだが、常に上位にランクインしているものがある。
それは今日のテーマであるポテトサラダだ。
昔からそこそこ好きだったのだが、決定的に好きになった出来事がある。
それはある日、バラエティ番組を見ていたときのこと。
そのバラエティ番組の中にお笑い芸人の光浦靖子さんが出演していた。
どういう企画内容だったか忘れたのだが、ある一コマで「男の人にはとりあえずポテトサラダを出しとけばいい!」という言葉を放ったのだ。
半ば偏った発言にも聞こえるが、それを聞いた僕は笑った。
そして、妙に納得して「そういやポテトサラダ食べたいなぁ」とやんわりと思い始めて次第に「そういやオレってポテトサラダ好きやったな」と半ば自分の記憶と性格を捏造してポテトサラダファンを公言しはじめたのだ。
これはおかしな話である。
「あんたこれ好きでしょ」と言われ「そういやずっと好きだったような」なんてのは催眠術や洗脳に近い。
催眠術や洗脳なんて聞くとちょっと恐いイメージがあるが、その対象がポテトサラダならなんとも可愛いではないか。
その謎のポテトサラダ催眠術にかかって早3年ほどになると記憶する。
それからというもの、居酒屋に行けばこれ見よがしにとポテトサラダを頼みまくっている。
ポテトサラダと一言に言えども、その様式は様々である。
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