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#35 本について

エッセイストと名乗りながら実は本はあまり読む方ではない。


文章を書く上では良い文章に触れたほうがいい。


そう思って出来るだけ読む時間を作っていたのだが、いかんせん読む時間よりも書く時間に費やしたいということで最近は読むという行為からは少し遠ざかっていた。



もちろん本は好きだ。
だからこそ良い本に触れたら、あの本も読んだらこの本も読んでと他の作業をないがしろにしてしまう。


そんなこんなで、本を読むという行為は最近ではご褒美に読むという具合になっている。




思えば、最初に本に触れたのはいつのことだろう。


児童書や漫画ではなく、小説という本に触れたのは小学一年生の時だと思う。



小学一年生の時、桃田先生という人がいた。


その人は担任の女の先生だった。
明るい先生だが、間違ったことには厳しく叱る。時々泣いた姿も見たことがある。
当時、新米だった桃田先生は24歳ぐらいだったはずだ。今思えば、とても大変だったと思う。

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