
コーポレートロゴデザインプロセス(3rd Economy)
こんにちは。株式会社Relicでデザイナーをしているninoです。
先日、弊社が新しく設立した子会社「3rd Economy(サードエコノミー)」におけるロゴ制作過程をお話します。
何のロゴをつくったの?
株式会社3rd Economy(サードエコノミー)
WEB3と経済の融合を。世界を変える3つ目の経済圏を。
国内初のトークン化債権のマーケットプレイスの提供を目指す
2023年8月4日に設立されたRelicホールディングスの子会社です。
どうやってつくったの?
ヒアリングシートを使用して方向性をすり合わせます。
今回は「金融・フィンテック・Web3.0」をキーワードにシェイプを探っていきました。
モチーフ

手書きでモチーフをたくさん描きます。コーポレートロゴの場合、単体でシンボルマークがあるパターンの他に社名の中にモチーフを隠れさせるパターンもよく用いられます。
ロゴタイプ
今回のロゴタイプは、「3」や「C」「O」など円形のシェイプが多かったので、カーブが綺麗に見えるものを基準に選定しました。
同じ業界の他のロゴと比較し、よりターゲットにリーチし戦っていけるよう今回はウエイトの太いサンセリフ体の中から選んでいきます。

ラフ
6パターンほど幅出し。

A案 収支を表す円グラフから「3」のシンボルを形成
B案 ブロックチェーン=鎖で「3」を形成
C案 ウォレットとWeb3スマホが重なったイメージ
D案 3のシルエットに鍵穴=暗号化・セキュリティ
E案 紙幣の束が「3」のシンボルを形成
F案 ブロックチェーンの鎖の中によく見ると「3」が隠れている
精緻化
D案に決定!さらにブラッシュアップしていきます。

錯視調整
白抜きのロゴは、少し大きく見えます。この「暗い背景上の白いものは、明るい背景上にある黒いものよりも大きく見える」という錯覚を最初に発見したのはガリレオ・ガリレイだそう。

先日最終回を迎え惜しまれつつ終了したTBS系ドラマ・日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」に登場する、物語のキーとなる家紋(オリジナルらしい)も、単なる白黒反転ですが白のほうが太って見えます。(突然のVIVANT。余談ですが毎週楽しみにしていました。続編が待ち遠しいです!)
気にならない場合もありますが、今回は同サイズに見えるようモノクロロゴの方を調整しました。錯視調整というやつです。

縦組み
横に長くなるロゴは、使いやすい縦組みのロゴパターンを用意することもあります。「3rd」と「Economy」で単純に数値的なセンター揃えを行ったところバランスが悪かったので、最終的には自分の目を頼りに調整しました。

完成


おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
株式会社Relicでは、デザイナーを積極的に採用中です。
またRelicでは、地方拠点がありますので、U・Iターンも大歓迎です!🙌
少しでもご興味がある方は、Relic採用サイトからエントリーください!
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!