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30歳で初めてボランティアに参加⑤

30歳で初めてボランティアに参加④の続き

ボランティア2回目。今回は被害の大きい所に行くことになった。活動内容は公民館の中の泥出しだ。

ボランティアセンターからバスに乗り、降りて歩いて活動場所に行った。すでにボランティアの人や住人、消防関係の人があちこちで作業していた。屋根が崩れてそのままの家や倒れた木があった。新聞やテレビで被害の様子を見たが、実際に現場で見ると被害の大きさを改めて感じた。豪雨災害発生から1週間過ぎていたがこの区域は復旧にはまだ時間がかかりそうだった。

公民館の中にある道具やゴミ、布団、毛布、座布団を外に運んだ。水を吸っていたため重かった。そして、こざを外に出すため、ござの上にのった泥をどかす作業にはいった。スコップで泥をすくって手押し一輪車にのせていく。そして、手押し一輪車の泥がいっぱいになったら外に運んだ。

水を含んだ泥は重たかった。私は毎年冬に雪かきをしているが、スコップですくう泥は雪と全く違う感覚がした。しかも夏である。いくら室内での作業と言っても暑い。雪かきするよりあきらかに疲れるのが早かった。汗が止まらない。作業中に頭がぼーっとした。これは熱中症になりかけか?!被災地で倒れてしまったら迷惑をかけてしまう!と思いペースを落として作業を進めた。

ボランティアセンターから来た私たちは休憩時間も含めて滞在時間は2時間の決まりだった。作業が途中でもこの時間で帰ることになる。まだ公民館内の泥はたくさん残っていたが、荷物をまとめて帰る。汗がダラダラ流れる、腕が痛い。疲労を感じながら迎えに来たバスに乗りこんだ。

私はボランティアに全部で5回参加したがこの2回目が1番疲れた。力仕事をしたというのもあるが、天気が良く、気温も高かったから体力の消耗が激しかった。普段冷房の効いた部屋で仕事をしている私にはハードだった。水分補給や休憩は大事であることを改めて感じた。

次の日、もちろん筋肉痛になった。

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