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30歳で初めてボランティアに参加④

30歳で初めてボランティアに参加③の続き

私は仕事の休みを利用して全部で5日ボランティアに参加した。1日目は個人宅の家具出しをした。ボランティア10人でボランティアセンターの人が運転する車でそのお宅に向かった。

到着して軍手をつけて作業が始まった。布団や書類など水に浸かった、捨てるものは袋にまとめた。そして、畳や家具を家から玄関前に運ぶ。そして、災害ゴミ捨て場に運ぶため軽トラにのせてった。

ボランティアの女性が家の人に「他に捨てるものありますか?」「この靴は残しときますか?」「これも一緒に捨てときましょうか?」とたくさんコミュニケーションを取っていた。例え汚れていても、何に使うか分からないものでも、勝手に判断して捨ててはいけない。その人にとっては大事なものかもしれないからだ。私は、皆がしていることに倣って黙々と作業をしていた(もちろん捨ててOKのものだけまとめた)だけだったから、家の人とコミュニケーションを取れなかった。しかし、こんな風に話しかければいいんやな、という勉強になった。今度ボランティアに参加した時の参考にしようと思った。

約2時間の活動が終わり、迎えに来たボランティアセンターの人の車でボランティアセンターまで帰った。無事に終わってホッとした。テキパキ動けたかと聞かれたら「はい!」っと自信を持って言えない。が、軽トラの荷積みや被災者への接し方など学べたことは多い(はず)。この経験は次に活かせる(はず)!とりあえず、短期大学生時代の「いつかボランティアをします」を10年経て達成したのだ。働きぶりはともかく達成感はあった。

1回目は被害が大きくない区域のお宅だったから服もあまり汚れなかった。センターから借りた泥出し用のスコップも必要なかった。重たいものと言えば家具や畳ぐらいだ。しかし、数人で運んだからそんなに重たくなかった。筋肉痛もならんやろうし明日も仕事休みやしボランティア参加しよう、と決めた。

ところが、2日目は被害が1番大きな場所に行くことになった。

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