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30歳で初めてボランティアに参加②


30歳で初めてボランティアに参加①の続き

とにかく大雨だった。道路は冠水しているところもあったし、川の水位は高くなっていた。そして、田んぼや畑けも浸水していた。県内で特に私の住む市の被害が大きかった。田舎の市だったがテレビで全国ニュースにも取り上げられた。やはり市内だから知っている場所がいくつもあった。川の水の流れは激しかった。そして、特に氾濫した川の近くにある建物は床上浸水していて恐ろしいと感じた。

豪雨の2日後、市内のコミュニティーセンターでボランティアセンターが開設された。市内でも特に被害が大きい町が対象だ。
その被害が大きい町は車で15分ほどで、父の実家の近くだ。私も何度も通ったことがある。こんな見知ったところで被害があったのだから、ボランティアに行こう、と思った。が、役に立てるかな。初めてやけど大丈夫かな。邪魔にならんかな。一人参加やけど大丈夫かな。と、すぐにネガティブなことを考えてしまった。

しかし、コロナ禍ということで、ボランティアは県内在住者に限られていた。……これは、県民、市民として行かんなんやろ。と、ネガティブな気持ちを追い払った。

こうして、短期大学生時代の「ボランティアいつかします」宣言が達成されることになる。

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