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妊娠期間のふり返り。入社5ヶ月で産休へ。

cotreeに転職してから5ヶ月、そして臨月。ついに先日産休に入りました。
つまり入社してからは丸々妊娠期間だったので、このタイミングで妊娠期間の様子と仕事の両立について書いておこうと思います。

結論、「心配していたよりも大丈夫だった」というのが素直な感想で、妊活時期に未来が見えていたらあんなに怯えずに済んだのに…と思っています。
妊娠の体調不良や仕事との両立が怖くて震えていた妊活期や妊娠初期の自分のような女性がいたら少しでも前向きに捉えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。

※なお、以下はあくまで私の体験談です。ありがたいことに私は妊娠による体の負担が少ない方だったので、あくまでもご自身の体調に合わせて無理せず両立を考えてくださいね。



〜妊娠判明まで:想定外の妊娠とライフイベント詰め合わせ

coteeへの転職を決意し、前職での退職準備を始めた12月。
転職自体にストレスは全くなかった。
前職の上司・同僚は明るく応援してくださった上、cotreeではすでに2年弱ほど副業をしていたので新たな環境への不安もほとんどなかった。

年末に入籍。不安は少なくこちらも純粋に楽しみにしていた。
新たなステップへの期待・ワクワクを抱えて年末を過ごしていた。

体の状態

言われてみれば下記の症状があったが、生活に支障があるレベルではなかった。
焼き魚の匂いが辛い、寝ても寝ても眠い、生理が来たかと思いきや一瞬で出血が止まる(おそらく着床出血)など。
生理が1週間以上遅れたため、妊娠検査薬→近所の婦人科受診で妊娠判明する。

心の状態

・再婚できて嬉しい
・cotreeへの転職に向けて、前職で引継ぎを開始
・公私ともに新たなステップに向けてとても前向きな気持ち
・計画外の妊娠に驚く。検査薬を持つ手は震えていたし、婦人科での受診後は今後の不安で夫の前で大号泣した

妊娠2〜3ヶ月:妊娠を受け入れられず、心が追い詰められる

前職での残りの引継ぎを終わらせ、1ヶ月間の有給消化期間。送別会を不自然に断ざるを得なかったのが心残り。
そして新生活に向けて引っ越し。運よく実家徒歩圏内の地元に戻ってくる。結婚式も無事終える。

体の状態

・妊娠6週目くらいから車酔いのような吐き気を覚えるように。食べると楽になり、朝と夜に症状が強くなる
・ただし実際に吐いてしまうことは今まで一度もなかった
・仕事に集中している間は症状が軽くなる(ような気がした)
・膀胱炎になった。産院で処方された薬を飲んだらすぐおさまった
・妊娠3ヶ月の最終週ごろに結婚式があったが、お腹の膨らみはほぼなく無事ドレスも着物も着ることができた

心の状態

・仕事の今後がとてつもなく不安・悔しい。いち早く代表には妊娠報告
・これまでストレス解消にしていたこと(運動や飲酒)ができなくなり、塞ぎ込む
・妊娠を喜べない自分に嫌悪感を覚え、「こんな心情で子供を産むくらいなら私ごといなくなろう」と思う瞬間が出る
・家族(実母や義両親)の祝福に応えられず、自分をかなり責める

ちなみに「つわりが軽い人の条件」をググると以下のような情報が出てくる。
まだまだつわりの明確な対処方法は見つかっていないようで、今のところは周りの環境を整えるしかないみたい。
自分はほとんど当てはまる環境だったのでありがたいことにつわりによる体の負担が少なく感じたのかも。
職場の環境調整は難しい場合もあると思うけれど、家族の家事協力はなるべく調整できると良いですよね。

*眠いけれど、仕事などで外出しなくてすむので眠ければ寝ていられる
* おなかがすくと軽い吐き気があるけれど、すぐに食べたい物を食べれば吐き気は収まる
* 料理をすると臭いで軽い吐き気を感じるけれど、夫は手料理を要求しないので出来合いのお総菜などで済ますことができる

https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/trouble/pt0383.html

妊娠4ヶ月:つわりが落ち着く

転職が完了し、つわりも比較的落ち着いた時期。
とはいえ、つわりはある日突然完全に症状が消えるのではなく、少し無理をした日や早起きした日には症状が現れがち。実はミーティング直前まで横になってなんとか起きるということも何度かあり、この点は本当にリモートワークで良かった…

体の状態

つわりが落ち着き、少し遠出ができるように(それが心の安定にも繋がった)

心の状態

・だんだん妊娠生活に慣れて、受け入れられるようになっていた
・せっかく引き受けた仕事もあと数ヶ月でまた引き継がねばならない申し訳なさ・悔しさを感じる

妊娠5ヶ月〜7ヶ月:体の「安定期」

いわゆる「安定期」に入った。
ちなみに「安定期」とは医学用語ではないそう。たしかに流産率がガクっと下がり安心しやすくなるタイミングではあるものの、生まれるまでは何が起こるかわからない。
それを心配しすぎても楽観的になりすぎてもいけないという緊張感が常にあるんだなと実感する。
ネットで調べるほどネガティブな情報(流産や体調悪化してしまった人の体験談)が多く出てきて不安になるので、知りたいことがあれば医師や助産師さんに聞くのが一番良いと思った。

体の状態

・「安定期」に入ったので、ピラティスを始める
・腰痛に悩まされるが、座っている分には問題ない(腰痛は5ヶ月ごろがピークで徐々に治った。ピラティスのお陰かも?)
・食べづわりを引きずって体重が3㌔/月ほど増加し、産院で注意される

心の状態

・妊娠6ヶ月ごろに同僚に報告。温かい言葉をいただきとてもありがたい
・ピラティスに通い始めたことより、定期的に家族以外の人とリアルで会えることや自分の体を取り戻せたような感覚がとても嬉しかった。ストレス解消になった
・楽しみが食事しかないため、体重管理に落ち込む
(なお体重は今も順調に増加している。吐きづわりがなかったのは幸運だったが、減少する時期がない人にとって増加体重1桁台は無理ゲー…)

妊娠8ヶ月:妊娠前より元気!やっと前向きに

体調が一番良かった時期かも。心の状態もよく、もはや妊娠前よりも元気だったかもしれない。

誰が見ても妊婦だとわかる体型になり、電車に乗ると席を譲っていただけるようになったり、街を歩くと母くらいの歳の女性たちに声をかけられるようになった。
「頑張ってね」と言っていただけると嬉しく、この頃になってやっと「妊娠して良かった」「これからの経験が楽しみ」と思えるようになった。

それまでは家族以外の人に手放しに「楽しみですね」と言われることに抵抗があり、心の調子が悪い時は「いや、不安ですよ」と言い返してしまっていた…申し訳ない。

体の状態

・意外と普通に生活できる。サクサク歩け、寝返りが打てない・立てない・靴下が履けないということもなかった
・仰向けも特に辛くないので眠れないこともなかった

心の状態

・妊娠判明から半年。やっと今後を前向きに捉えられるようになる
・体の制限がある中でのストレス解消方法にも慣れてきた

妊娠9ヶ月:出産が現実に迫ってきて、また心のトラブル出現

胎児に臓器が圧迫されて、いわゆる「後期づわり」を多少感じた時期。
出産がいよいよ近付き、育児グッズの購入や両親学級の参加、保活を本格的に始める。

体の状態

・胃が圧迫されて食べる量が少し減った。膀胱が圧迫されて頻尿になった
・胎動が強すぎてもはや痛い。耐えられない痛さではないが、ミーティング中に顔をしかめてしまうことも

心の状態

・保活が想像以上に厳しいことに気づき、とてつもない不安に襲われて泣き喚く日が数日続く
・出産そのものへの恐怖感を覚え、ネットで体験談を見る→さらに不安になるのループに陥る

妊娠中にやって良かったこと

以上が妊娠判明〜9ヶ月までの状態でした。
この期間を振り返ってみて、やって良かったことをまとめておこうと思います。

ピラティスに通い始めたこと
フルリモートワークにつき、ピラティスで外出や雑談の機会を取り戻せて心の健康に繋がった。
また、ピラティスをしている間は自分の体が自分のものでなくなる感覚から解放された。体が自分の意思で動くことが嬉しかった。

SNSで妊婦アカ、育児アカを見ないようにしたこと
同じような週数の人と比べてしまったりネガティブな情報に引きづられるわりに得られる情報が少ないため、ある時期から見ないようにした。見ないようにしてからの方が調子が良くなった。
妊娠出産についてはまだまだ迷信のような情報が多いのもストレスになった。さらに自称有資格者のアカウントだったとしても意見が分かれる情報が多く、何よりも不明点は産院で聞くのが良いと感じた。

家族と話し合ったこと
夫はもちろん、実両親・妹と子育ての体制について話したこと。
実践はこれからだが、一緒に子育てしてくれる大人が4人もいると思うと心が軽くなった。

周りのサポートでありがたかったこと

同僚のサポート
体の負担がかかる業務への配慮、温かい言葉、産休復帰後の体制整備…など本当に助かった。ご負担をおかけした分成果で恩返ししたいし、次に誰かが妊娠出産するときは全力でサポートしたい。

家族のサポート
夫が家事全般を積極的にやってくれる人(そして私より得意だし丁寧)で本当に本当に良かった…ありがとう…
実両親と妹には精神的に助けられる場面も多かった。義両親もいつも気を遣っていただきありがたいことばかり。

友人たちが変わらず接してくれたこと
妊娠をメッセージで伝えたのは本当に親しい友人のみ。
何も変わらずたわいもない連絡を取り合えて嬉しく、ありがたい。

出産まであと1ヶ月ほどありますが、仕事と両立した9ヶ月目までの妊娠期間はこんな感じでした。
振り返って見るとやはり、周りの環境にものすごく恵まれていたと思います。妊娠中に感じた気づきについては、今後もぽつぽつと書いていこうと思います。

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