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ブランディングとは、真面目に生きること

ブランディングというと、言葉の響きから、華やかでおしゃれなイメージもある。
でも実際は、期待に応える誠実で実直な働きかけのことなのかもしれない。


ブランディングとは、相手に好意的な想像をしてもらうこと。
サービスや商品、会社により多くの人を惹きつけるには、他人に良いイメージを与え、期待をしてもらう必要がある。

期待してもらうために大事なのは、自分たちが伝えたいことを押しつけるのではなく、他人がどう感じ、どのようなイメージを抱くかの方。

しかし、こちらが意図したイメージを相手に持ってもらうのは、実際なかなか難しい。
言葉で伝え続けることも大切だけれど、伝える量や場面、表現が適切でないと、押しつけになってしまう。

ただただ伝え続けるのではなく、やはり誠実な態度や行動を見せなければ信用してもらえない。期待してもらえない。
会社のブランディングであれば、社員ひとりひとりが統一されたイメージを元に行動してもらう必要がある。

そのためには統一したブランドイメージを、社員に「自分ごと」だと思ってもらわなければならない。
良いイメージが人から人へと伝わってこそ、ブランドが生きる。
綺麗な言葉を使うよりも、ブランドを体現する人に触れた体験がなければ記憶にも残らない。

ブランディングとは、華やかなクリエイティブを作ることでも、キャッチコピーで言葉遊びをすることではない。
実直に誠実に真面目に、生きることなのだと思う。












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