気持ちが乱高下する妊婦(2/4~2/10)|妊娠10週
2024/2/4 ホルモンバランス激荒妊婦
義両親が家に来てくださった。
わたしが誕生日を迎えることと、つわりを心配して果物やジェラピケの部屋着をプレゼントしてくださる。毎度温かく接していただきとてもありがたい。
私が妊娠したことについてもとても喜んでいただいた。
しかし本音を言うと、またそれがプレッシャーになってしまったし、本当にちょっっっとした言葉に苦しくなってしまった。
「赤ちゃん楽しみだね」「秋にはもういるんだよ」「赤ちゃんが首が座ったら温泉に行こうね」「今年は花粉症の薬飲めないね」…
全く悪意がない、むしろ励ましや喜びを表現してくださっている言葉なのに、苦しくなってしまった。
まだまだ喜びより不安や戸惑いが大きく、妊娠をいまだ受け入れられていないことを再確認してしまった。
ホルモンバランスのせいも大きいと思うが、我ながら本当にめんどくさい妊婦だと思う。
義両親の前ではにこやかに会話したつもりだけれど、実両親に同じ言葉をかけられたら理不尽にケンカをしてしまいそうで怖い。
2024/2/5 オンラインカウンセリングを受けてみた
ここ数日、妊娠してできなくなったことや今後の不安に目を向けすぎて苦しい。
特に夜になると苦しさに重みが増し、夫に泣きながら話してしまう。夫が遅番でいない夜には絶望的な気分になり、いなくなってしまおうかという気にすらなっている。
なかなか危ない精神状態だと自覚し、オンラインカウンセリングを受けてみた。
家族と転職先の社長、親友にしか妊娠を伝えていない今、利害関係のないカウンセラーさんに話を聞いてもらえたことは癒しになった。
しかし「今は新婚だから良いけど、そのうちご主人も話を聞いてもらえなくなるかもしれませんよ。」という、これまたちょっっとした一言がクリーンヒットしてしまい、消化不良のまま終わってしまった。
普段なら「今回のカウンセラーさんはちょっと合わなかったかもー」くらいの感想でいられたと思うが、もう相談しない!という気持ちになってしまった。極端な自分に嫌気がさす。
全てはホルモンバランスのせい、誰も悪くない、と思うしかない。
2024/2/6 33歳になった
誕生日を迎えた。
外食ができない分、家で楽しめるよう夫が食事を用意してくれた。たくさん食べられないことも配慮してくれてありがたい。
誕生日になる度に思うけれど、毎年何歳になったのかわからなくなる。
1年中「⚪︎歳になる年です」と自己紹介しているので、2歳ずつ歳を取っていく気分になる。
自分で人生選択する機会が増えた25歳以降、転職や離婚など計画外の出来事はあれど、おおよそ結果オーライな人生になっている気はする。
今年もそう思えるといいな。
2024/2/7 未経験職種へのチャレンジ
仕事をしている時間は気分が晴れる。
今月は有休消化+業務委託副業というイイトコ取りな働き方をしているが、来月からはフルタイムで未経験のマーケティングを担う。
役に立てるのか、成果を出せるのかだいぶ不安だが、この日は広報としての経験を活かして代理店の方と対等に話ができたので少しだけ自信がついた。
検診にも行った。順調で安心。夫にもエコーを動画で見てもらえてよかった。
彼は何においてもオーバーリアクションをしないが無反応ということもなく、感情の表現幅がおおよそ一定だ。他人の感情にも過剰反応しない。私もこの感情を持っていていいんだと肯定される気持ちになる。
2024/2/9 憧れの人とランチ
学生時代にインターンをしていた会社の社長とランチをした。
しっかりお話しするのは約7年ぶり。前回も人生の変わり目でお話しした。
ビジネスで成功されていることはもちろん、柔らかな印象としなやかで強い芯を持っているところに、私は憧れている。
お互いの7年間について話してみると、彼女は事業も結婚も出産も「自分ならなんとかできる」と信じているのだなと気づいた。
自分の幸せや成功に、自分自信で責任を持った上で、家族や従業員など周りの人とチームワークを組んでこなしていらっしゃるんだと思う。
私もそうなりたい、なれるように努力をしようと、改めて目標が定まった。
2024/2/10 父は変わらない
ここ数日体調が良い。外出の不安も減ってきたので、銀座に買い物に行った。
夫のトレーニングウェアを見に行った。レディースもかわいかった。眺めるだけだったがこの数ヶ月で太りすぎないようにしようと気が引き締まる。
夕方、父が少しだけ家を訪ねてきた。
父が、妊娠のことより転職について尋ねたことに安心した。父と夫は私を私として認識し続けてくれている。