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不完全が心を揺らすから

縁あってここ2週間ほどパーソナルトレーナーさんについていただいていました。
がしかし、これが全然続かなかった...

習慣化は比較的得意だと思っていたけど、やはり苦手なことを続けるのはかなり精神力が必要ですね。
そして人の行動を変えさせる、いつも通っているジムのインストラクターさんたちの素晴らしさに改めて脱帽です。

人間の行動を変えているのは、シンプルで簡単なもの。簡単な課題であれば立ち向かえるけれど、難しく見えると途端にやめてしまいます。
特に導入部分は、正しさよりも直感的にわかることを優先すべきなのです。

導入に成功しても、どんなものでもいつかは疲れや飽きがきます。仕事や運動だけでなく、ゲームや漫画だってそう。
そんな時は驚きのデザインを応用するといいます。
思わぬタイミングで反応があったり、物事に穴があったり。
想定と少し違うことが起きると、違うパターンを見てみたくなる。考えてみたくなる。
想定の範囲を出た、一見不完全なものこそが人の心を揺らすのです。
こうして飽きや疲れが解消されて、再び習慣化されます。

また、習慣化された先には、記憶して自分のものにしていけたら最終ゴール。
記憶をするにはストーリー、物語的に情報を与えることが有効です。

物語に共感することで、人は長く物事を記憶します。
しかしその物語に共感するかどうかは、人それぞれの価値観に大きく影響される。
人の価値観に全く同じものはないから、つまり完璧な企画などないのです。
刺したいターゲットを明確に設定して、想定することが大切なのだと改めて思いました。



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