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まだらな自分を生きている(2/11~2/18)|妊娠11週

私は学生時代からずっと、斑らな自分を生きたくて、意識的にたくさんのアイデンティティを持つようしている。
娘や妻などの社会的なアイデンティティだけでなく、正社員として働く私、副業業務委託者として働く私、ジム友の私、旧友としての私…たくさん持っていないと不安なのだ。
一つのアイデンティティに依存すると、それが壊れたり調子が悪くなったりするのがとても怖いから。
依存先をたくさん持っていれば、他で代用できるケースも多いと思っている。

離婚したときは、働く私や趣味の私にすごく助けられたし、本業がうまくいかないときは副業の私に安心していた。
今は妊婦の私がどんどん大きくなってきているので、それに依存しないように、働く私や妻、娘としての私を意識的に育てている。
(しかし、これまでとても重宝していたジム友の私がいなくなってしまったので、そろそろ新しい趣味の私を作りたい)

記事タイトルに妊娠週数を入れているけれど、実際はたくさんの私が共存している。
妊婦の私だけではない、斑らな私をこれからも記録していきたい。

2024/2/11 5オペチーム戦会議に安堵する

夜、実両親とご飯を食べた。
先週、義両親とお会いした時にホルモンバランス激荒センシティブ妊婦モードになってしまったので、気軽に話せる実両親と話したらケンカになるのでは?と恐れていたのだけれど、意外と大丈夫だった。
むしろ両親と話して安心したし楽しかった。

というのも、実両親とは現実的な内容を中心に話ができたからだろう。
実家は私の家から徒歩圏内にある。
そのため実両親には子育てに対して多大なる協力をしてもらう予定だ。妹を含めワンオペならぬ5オペ対応のチーム戦を想定している。
なので、実際どれくらい協力してもらえそうか、出産直後は実家にいるべきかなどなど現実的な話ができた。

現実的に物事が決まっていくことに安心できたし、妊娠したことを「喜ばなければならない」「子育てを不安がってはならない」という自分への呪いを感じずにいられた。

さらに父が「のぞみが精神的に元気なのか心配してたんだよ。」と言ってくれたことがとても嬉しかった。
私のお腹の中よりもまず私自身を心配してくれていることが、とても嬉しくて、泣きそうになった。

2024/2/14 黒子になったり、ライトを浴びたり

イベントの打ち合わせなど、転職先(副業先)での仕事を進められた日。
これまで広報は黒子に徹しろ!と教えられてきたので、これまでは他人を壇上に上げることが仕事だったけど、スタートアップの広報となるとそうもいかない。
今回のイベントでもメイン登壇者のファシリテーターを担うことになった。
リアルイベントで壇上に立つのは初めてなので楽しみ。

2024/2/15 つわりが抜けてきたと思ったら

つわりの症状がほとんどなくなってきた。
朝の不調は8週目ごろまでで抜けていたけれど、ここ数週間は夕方以降にぐっと調子が悪くなることが多く、夕食は3口食べては休み、また食べては休み…を繰り返していた。
しかし最近は休まず夕食を食べられるようになってきている。

何度か都心への外出に成功したことから外出の不安も減り、心も上向きになっていた。
そんな矢先、深夜に血尿が出た。
明らかに尿だとわかる出血だったが、お腹の中に異常はないのか、手足が生え始めた子どもは元気なのだろうか…と一気に不安になってしまった。
先週は「子育てで苦しむくらいなら私ごといなくなってしまいたい」と思っていたのに、我ながら本音がどこにあるのかわからない。

夕方、かかりつけの産婦人科に行くと、膀胱炎と診断された。体に影響ない薬を処方してもらい安心した。もう症状はない。

2024/2/17 一緒に食べるとご飯がおいしい

1ヶ月前までは、夫とよく外食をしていた。
同居し始めたのは妊娠がわかってからなので、それ以前はデートとしてお酒を楽しむ外食をよくしていたのだ。

私の夕方の体調不良が少なくなってきたので、久々に二人で外食をした。
今のところ夫とはほぼ毎日一緒に食事ができているけど、外食すると気分が変わって良い。
仕事やこの先の子育て・暮らし方について考えていることを話せて楽しかった。
お酒が飲めなくなってしまっても、この人と一緒に食べるとご飯が美味しいことには変わりはない。