見出し画像

Mトーナメント2023予選1stステージ各卓みどころ&勝ち上がり予想

前回のMトーナメント2023(以下Mトーナメント)の各団体推薦プロ予想答え合わせ記事にたくさんのスキをありがとうございます。
あれから何本かnoteを投稿しているのですが、他のnoteにはスキがつかず、上のnoteにスキがつくのは、
やはりMリーグが持つパワーというのが大きいのかもしれませぬ。

予選1stステージの各卓の対戦カードも出揃い、いよいよ本日開幕ということで、
今回は各卓の個人的なみどころ、ならびに直近の成績などを踏まえた勝ち上がり予想確率を書いていきます。
なお、2名勝ち上がりのため、勝ち上がり予想確率は50%をベースとしております。



A卓

【出場選手(敬称略)】
園田賢:赤坂ドリブンズ(以下ドリブンズ)
内川幸太郎:KADOKAWAサクラナイツ(以下サクラナイツ)
HIRO柴田:日本プロ麻雀連盟(以下連盟)
水崎ともみ:日本プロ麻雀協会(以下協会)

開幕カードとなるA卓は、優勝経験チームのドラ1の2人に、現タイトルホルダー2人が挑む構図。

ともに所属団体のリーグ戦では苦戦しているものの、今年の麻雀最強戦でファイナル進出を決め、
トーナメント戦にいいイメージがついている園田内川の両選手が僅かに優勢か。

HIROpはMリーグスタジオは解説で経験済、大舞台も数多く経験しており、本来の実力は大いに発揮できそう。

水崎pは他3人と比べると大舞台の経験が少なく、今年の麻雀最強戦でも中田花奈pなどに飲まれてしまった印象が強い。
スター雀士相手にどこまで持ち味を出せるのか。

【勝ち上がり予想確率】
園田賢:55%
内川幸太郎:55%
HIRO柴田:50%
水崎ともみ:40%

B卓

【出場選手(敬称略)】
高宮まり:KONAMI麻雀格闘倶楽部(以下格闘倶楽部)
松ヶ瀬隆弥:EX風林火山(以下風林火山)
和久津晶:連盟
忍田幸夫:麻将連合(以下μ)

今期Mリーグ準優勝、今年の麻雀最強戦予選でも決勝卓まで残った高宮選手が直近のイメージとしては1番いい印象。
対し、今年の麻雀最強戦予選は予選卓で敗れた松ヶ瀬選手がほんの少しだけイメージとしては厳しそうか。

元Mリーガーの和久津pにとっては久しぶりのMリーグスタジオ。
「超攻撃型麻雀アマゾネス」の本領を発揮できる高打点を狙える手牌をどこまで引き寄せられるか。

小林剛選手も称賛するμの実力者であり現将王の忍田pは、Mリーグ経験者3人を相手にどう闘うのか。
小林選手のような多彩な副露が見られるのか、それとも…。

【勝ち上がり予想確率】
高宮まり:55%
松ヶ瀬隆弥:45%
和久津晶:50%
忍田幸夫:50%

C卓

【出場選手(敬称略)】
丸山奏子:ドリブンズ
滝沢和典:格闘倶楽部
魚谷侑未:セガサミーフェニックス(以下フェニックス)
矢島亨:協会

今回のMトーナメントでは解説に加え、実況、リポーターにも今までのMリーグにはいなかった新顔が起用されているのも見どころの1つ。
このC卓では、実況に協会の椿彩奈p、解説にMトーナメントにも出場する現雀王の浅井堂岐pが入る。

その雀王の獲得経験がある矢島pがMリーガー(契約満了含む)3人に挑む。
鳴き多様の高打点狙いの雀風はどこまで通用するのか。
協会初の「グランドスラム」としてはあっさりと敗退することは許し難い。

矢島pも制した日本オープンの優勝経験があるのが魚谷選手(女性では唯一)。
今期Mリーグでは個人32位と大不振に陥ったものの、過去に日本オープンや王位戦を制し、トーナメント戦での経験は豊富。
フェニックスの、そして個人の復調のキッカケにできるか。

魚谷選手と同じ新潟出身の滝沢選手は、
今期Mリーグで2位で個人としてもファイナルで復調と直近のイメージは良好。
特有のスター性がどこまで形で現れるかも楽しみなところ。

滝沢選手を相手にMリーグデビュー戦でトップを獲得した丸山選手は今期で契約満了に。
ドリブンズユニを着ての闘牌はMトーナメントが一旦は最後。
1試合でも長くその勇姿を見せられるのか。
そして、未来に繋がる結果を残せるのか。

【勝ち上がり予想確率】
丸山奏子:45%
滝沢和典:55%
魚谷侑未:55%
矢島亨:45%

D卓

【出場選手(敬称略)】
本田朋広:TEAM雷電(以下雷電)
岡田紗佳:サクラナイツ
関翔太郎:最高位戦プロ麻雀協会(以下最高位戦)
阿部孝則:RMU

Mリーグが誇る美男美女が集結したD卓。

本田選手は今期MリーグでMVP争いを展開し、雷電の初のファイナル進出の原動力に。
今年の麻雀最強戦予選では予選卓で敗れたものの、過去の麻雀最強戦ではファイナル決勝卓まで残った経験あり。
グランプリMAX連覇の経験もあり、トーナメント戦との相性はかなりいい印象。

岡田選手は今期Mリーグでレギュラーシーズン、セミファイナルともに個人スコアがプラス(チーム唯一)。
今年の麻雀最強戦予選では決勝卓まで進み、過去にはファイナル進出2回。
昨年の麻雀最強戦予選「Mリーグスペシャルマッチ」では国士無双十三面待ちを和了るなど、
こちらもトーナメント戦ではかなり結果が出ている印象。

そんな2人の連盟所属Mリーガーに挑む元連盟の阿部p
「寡黙な王者」の二つ名が表す不動の麻雀で、高打点が飛び交う中を躱しきれるのか。

初めての大舞台に臨む関pは、自団体のA2リーグでかなり苦戦しているのが気がかりではあるが、舞台が変わることで流れも一変するのか。
Mリーグスタジオの空気と岡田選手の美貌にいかに飲まれないかも大事なところ。

【勝ち上がり予想確率】
本田朋広:55%
岡田紗佳:55%
関翔太郎:40%
阿部孝則:50%

E卓

【出場選手(敬称略)】
瀬戸熊直樹:雷電
堀慎吾:サクラナイツ
近藤誠一:フェニックス
山脇千文美:連盟

今期限りで勇退となった近藤誠一選手
その近藤誠一選手と前期Mリーグファイナル最終戦で激闘を繰り広げた堀選手、ともに最強位経験者である現最強位・瀬戸熊選手が同卓する。

構図としては、高打点型の近藤誠一選手瀬戸熊選手と、鳴き多様の堀選手山脇pの2対2という印象。

今期Mリーグでは苦戦したものの、自団体のA1リーグでは首位に立つ堀選手が直近のイメージとしては1番優勢そう。
堀選手が場を支配できれば、山脇pもかなり闘いやすそう。
近藤誠一選手瀬戸熊選手は一撃必殺の大物手が欲しいところ。

なお、実況には古橋崇志p、解説には近藤誠一選手の元チームメイトの和久津晶pが入る。

【勝ち上がり予想確率】
瀬戸熊直樹:45%
堀慎吾:60%
近藤誠一:45%
山脇千文美:50%

F卓

【出場選手(敬称略)】
瑞原明奈:U-NEXT Pirates(以下Pirates)
勝又健志:風林火山
奈良圭純:連盟
醍醐大:最高位戦

実況には浅見真紀p、解説には河野直也pと最高位戦の2人が入る。
その最高位戦の代表として臨む醍醐pは次期Mリーガー最有力候補の一角。
風林火山オーディション以来となるMリーグルールでその強さを証明しきれるのか。

迎え討つのはともにMリーグ優勝と個人タイトル獲得の経験がある瑞原選手勝又選手
瑞原選手は今期Mリーグセミファイナルで2戦2ラスと不本意な結果に終わったものの、
今年の麻雀最強戦予選で決勝卓まで残り、直近の悪いイメージは払拭済み。
勝又選手は安定感があるイメージだけにそこまで心配する要素もなし。

現世界王者・奈良pはとにもかくにもまずは「やらかさない」こと。
麻雀最強戦とは視聴数が大きく異なるMトーナメントでは「やらかし」の広まり方も桁違いになるのは必至。
下手すれば自身と「世界王者」への信頼も失墜しかねないので、とにかく空気に飲まれないように打ち切っていただきたい。

【勝ち上がり予想確率】
瑞原明奈:50%
勝又健志:50%
奈良圭純:40%
醍醐大:60%

G卓

【出場選手(敬称略)】
黒沢咲:雷電
渋川難波:サクラナイツ
茅森早香:フェニックス
河野高志:RMU

Mリーグ歴代最高の半荘スコア記録を持つ黒沢選手と、
その時に黒沢選手と同卓し、レギュラーシーズン歴代最低の半荘スコアを記録してしまった渋川選手
2つの記録を生み出した因縁の対決が再び。

どこからでも高打点が飛んでくる黒沢選手茅森選手に対し、
渋川選手河野pがどこまで抑え込めるかがカギを握ってきそう。

なお、実況には茅森選手とともに「さやちゃんねる」のメンバーである浅見真紀p
解説には河野pの盟友・阿部孝則p
そしてリポーターには連盟の襟川麻衣子pが入る。

【勝ち上がり予想確率】
黒沢咲:55%
渋川難波:45%
茅森早香:45%
河野高志:55%

H卓

【出場選手(敬称略)】
萩原聖人:雷電
佐々木寿人:格闘倶楽部
坂本大志:最高位戦
近藤久春:連盟

予選1stステージでは唯一となる男性のみの卓。

Mリーグが誇るスターの2人、萩原選手寿人選手が揃い踏み。
中でも寿人選手は「歩くトーナメント」の異名も持つ程にトーナメント戦でも結果を残してきた実績があり、今回のMトーナメントでも間違いなく優勝候補の一角。

そんなMリーガー2人に挑む「無冠のAリーガー」近藤久春pは、萩原選手のチームメイト・瀬戸熊直樹選手に「厄介」と言わしめる実力者。
その真価をMトーナメントの舞台で発揮できるのか。

元最高位にして現在の最高位戦A1リーグでも首位を走る坂本pは、連盟所属の3人を相手にまずは最高位戦勢としての強さを見せられるかどうか。

なお、実況には椿彩奈p、リポーターには襟川麻衣子p
解説には白鳥翔選手松本吉弘選手の「ショーマツ」コンビが入る。

【勝ち上がり予想確率】
萩原聖人:40%
佐々木寿人:65%
坂本大志:55%
近藤久春:40%

I卓

【出場選手(敬称略)】
鈴木たろう:ドリブンズ
二階堂亜樹:風林火山
浅井裕介:最高位戦
白銀紗希:連盟

1番の注目は亜樹選手白銀pの新旧女流桜花対決。
今期Mリーグで四暗刻単騎和了の亜樹選手と今年の麻雀最強戦予選で字一色聴牌まで辿り着いた白銀p、Mトーナメントでより強いスター性をはっきするのはどちらか。

たろう選手浅井裕介pはともに最高位戦A2リーグ所属。
リーグではたろう選手が圧勝しているものの、浅井裕介pは現マスターズだけにトーナメント戦へのイメージは良好。
マスターズ決勝では瀬戸熊直樹選手勝又健志選手相手に優勝しているだけに対Mリーガーへの準備も万全。
赤ありのMリーグルールでさらに真価を発揮することになるのかどうか。

【勝ち上がり予想確率】
鈴木たろう:45%
二階堂亜樹:45%
浅井裕介:55%
白銀紗希:55%

J卓

【出場選手(敬称略)】
鈴木優:Pirates
東城りお:フェニックス
石井良樹:連盟
浅井堂岐:協会

鈴木優選手は前期Mリーグセミファイナルで躍動したものの、最高位戦A1リーグではやや苦戦気味。
久々のMリーグルールが起爆剤となるか。

東城選手石井pはともに東北出身の連盟所属。
Mリーガーの東城選手の華やかさが勝るか、現王位・石井pのタイトルホルダーの意地が勝るか。

浅井堂岐pはIKUSAにBEASTJapanextドラフト会議指名オーディションと、直近で大舞台でのMリーグルールを数多く経験したことが強みとして活きてきそう。

なお、実況には古橋崇志pが入り土田浩翔pとタッグを組む。

【勝ち上がり予想確率】
鈴木優:45%
東城りお:45%
石井良樹:45%
浅井堂岐:65%

K卓

【出場選手(敬称略)】
小林剛:Pirates
伊達朱里紗:格闘倶楽部
藤島健二郎:連盟
竹内元太:最高位戦

今期MリーグMVPの伊達選手が登場する。
今年の麻雀最強戦予選「Mリーグスペシャルマッチ」では予選卓で敗れているものの、
初代桜蕾となるなど、トーナメント戦に決して相性が悪いわけではないだけに、
ここは勝ち上がりの第1候補といっていいだろう。

小林選手は今期Mリーグではだいぶ成績を落としたものの、既に悪いイメージは切り替えていそう。
あくまでも淡々と2着取りにいく麻雀が見られそうだ。

藤島選手は対戦経験豊富なメンバーがいない中でいかに他3人に対応していけるのか、
特に小林選手に対してどう動いていくのかに注目。

現最高位の竹内pは、先日のBEASTJapanextドラフト会議指名オーディションにて、
厳しい形で予選敗退となったのがバイオリズムとしては少々気がかり。
本番までに運気が上向いてくるかどうか。

なお、解説には坂本大志p、リポーターには襟川麻衣子pが入る。

【勝ち上がり予想確率】
小林剛:50%
伊達朱里紗:55%
藤島健二郎:50%
竹内元太:45%

L卓

【出場選手(敬称略)】
仲林圭:Pirates
二階堂瑠美:風林火山
村上淳:ドリブンズ
石立岳大:連盟

丸山奏子選手とともに今期限りで契約満了となった村上選手にとっては、
Mトーナメントがドリブンズユニを着ての闘牌としては一旦最後の舞台。
チームを気にしなくてよい舞台で久々の「リーチ超人」が蘇ってくるのか。

今期Mリーグで村上選手に国士無双を頭ハネされた仲林選手にとっては恰好のリベンジの機会が到来。
さすがに国士無双和了は配牌とツモ次第とはいえ、
何かしらの大物手で村上選手に引導を渡せるかどうか。

瑠美選手はMリーグ以上に天衣無縫の手組みが炸裂しそう。
先日も女流桜花Aリーグで四暗刻和了を決めているだけに役満への期待も高まるところ。

非Mリーガー20人の中では最後の登場となる石立pは、タイプがばらけた3人のMリーガーにいかに対応していくかがカギになりそう。

実況・解説は日吉辰哉p土田浩翔pのゴールデンコンビ、リポーターには襟川麻衣子pが入る。

【勝ち上がり予想確率】
仲林圭:55%
二階堂瑠美:50%
村上淳:50%
石立岳大:45%

終わりに

改めて各卓を見回してみると、どの卓も非常に見応えがありそうで面白そうな卓ばかり。
その中でも自分はD卓、E卓、I卓が上位3つに入ってくる。
もちろん推しのおかぴー(岡田紗佳選手)の活躍が1番の楽しみではあるのだが、
非Mリーガーの20人がどこまで爪痕を残せるのかにも大いに注目している。

他にも、普段のMリーグでは見られない実況、解説、リポーター陣の仕事ぶりであるとか、
Mリーグとはまた違った魅力がまだまだ出てきそうなMトーナメント。
閉幕までの約2ヶ月間、再び熱狂の日々が始まろうとしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?