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おしゃべり怪獣たちの給食タイム

私が担当している保育園の2歳児クラス🌷

〜給食中のエピソード〜

おしゃべりが活発になって、話すことがとにかく楽しくてたまらない2歳児たち。

そんな〝かわいいおしゃべり怪獣たち〟は、給食中もお友だちとの会話に花を咲かせている。

Aくん「あのねぇ、オレの家のマグネットのお魚がなくなっちゃったの〜」

Bちゃん「えぇぇ〜!あのねぇ、Bちゃんのママの携帯もなくなっちゃったの〜」

Cくん「えぇぇ〜!あのねぇ、ボクのお家のリモコンもなくなっちゃったの〜」

という感じで、1人の発言から、自分の記憶を思い出し、それぞれが自分の家で〝なくなったもの〟を言い合っては、みんなで「えぇぇ〜!」と反応するのを楽しんでいた。

あぁ、なんて平和な時間なんだろう!と思って、私はあえて会話に入らず〝おしゃべり怪獣たちの世界〟をのぞき見していた。

そのうち、〝なくなったもの〟ではなく〝〜に、なっちゃった〟という話に変わり、おしゃべり遊びが展開していく。

Aくん「あのねぇ、オレのパパが〝おじちゃん〟になっちゃったの〜」

全員「えぇぇ〜!?(花火のような笑い声)」

Bちゃん「あのねぇ、Bちゃんのママが〝おじちゃん〟になっちゃったの〜」

Aくん「えぇぇ〜!?ママは〝おばちゃん〟でしょ!」

全員「(花火のような笑い声)」

Dちゃん「あのねぇ、Dちゃんのお兄ちゃんが〝おじいちゃん〟になっちゃったの〜」

全員「えぇぇ〜!?(花火のような笑い声)」

文字で読むと【何がおもしろいんだ?】ってなるような会話。だけど、そのときの〝おしゃべり怪獣たち〟の中では、確実に〝世界一おもしろくてたまらない話〟だったのだと思う。

たった一人の、たった一言で、ぐわぁぁぁぁ〜!と想像の世界が広がって、みんなで同じおもしろさを共有できて、大笑いできた!この体験は、明日には、きっと誰も覚えてはいないんだろうけど、確実に心のどこかに刻まれているのだろうな、と思った。

そして、そんな空間に立ち会える私(保育スタッフ)ってなんて幸せ者なんだろう!あぁ、この会話ずっと聴いていたい、、、と思っていたら、

隣のスペースで、給食を食べていた4歳児クラスのお兄さんお姉さん達から「もう!2歳児クラスうるさーい!お昼寝してる赤ちゃん達起きちゃうでしょ!」と怒られてしまった😓

私もおしゃべり怪獣たちも「ごめん、ごめ〜ん!」と言いながら、小声で「ふふふっ♡」と楽しい気持ちをみんなで目配せして共有したのだ。

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