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「もう」と「まだ」を行き来するのは、大人も一緒。

暖冬すぎて雪がなくて、雪灯籠祭りの雪を自衛隊が山から運んでくるという「?」な光景が見られた私が住む地域。みなさんのお住まいの地域も、例年より暖かい冬でしたでしょうか。

保育者として就学前の子どもと接していると、「もう⚪︎歳なんだから」「まだ⚪︎歳なんだよね」と頭の中がグルグルすることがあります。それは自分の子どもにも思うことで、「もう4歳なんだからオムツやめようよ」「もう2歳なんだからおしゃぶり卒業してくれよ」と毎日思っています(笑)ただ、「まだ4年しか生きてないんだもんね」「まだ2年分しか経験値ないんだもんね」という思いが浮かぶことも多いのですが、人の子には思えても、自分の子となると厳しい目で見てしまいがちですよね。

「もう」と「まだ」を行き来しているのは、大人も一緒だなと思うこともあります。管理職として職員を評価していく業務では、「もう1年経ったから」「もう10年目だし」と、経験年数を基準にしていくことも多くあるから、仕方ないこととはいえ、一概に経験年数や生きてきた年数をものさしにするのは違うよね〜なんて思いながら「まだ」に立ち返る時も。

こうやって書くと「もう」という考えかたがあまりいい意味合いではなく感じるかもしれませんが、私はいい意味で使うこともありますよ。それは自分や周囲を勇気つける時です。「もう3年経ったし、大丈夫だよ!」「もう4歳になったから、できちゃうんじゃない?」という前向きな捉え方。私は結構好きです。

私自身も、一昨年、園長に復職する時に「もう1回経験しているから、会社が違ってもできるはず!」と自分を勇気づけ、鼓舞して挑戦しました。なんだか自信がないな・・・なんだか不安、勇気が欲しい・・・そんな時には、今までの自分の経験を自分で認めてあげて、「もう」をプジティブに使ってみるといいですよ。

おまけで言うと、「まだ」は慰める時におすすめ。例えば失敗しちゃった時。ただし、使いすぎると言い訳っぽくなっちゃう時もあるから、自分を甘々に甘やかしたい時に使ってみてくださいね。私も、「まだ本気出してないから!」と言いつつ、反省する日々です。(笑)

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