見出し画像

第3回 Zoomグラフィー V S カメラ初心者大学生

執筆者:あゆ(面倒くさがりチャンピオン)

1.Zoomグラフィーとは

Zoomグラフィーとは、遠隔下でも撮影ができるようにと開発された遠隔会議ツールZoomを使って撮影された写真のことです。モデル側は自身のiPhoneでZoomにログインし、指示された場所に移動、それをカメラマン側がスクリーンショットするという形で行われます!

2.Zoomグラフィーにトライしたきっかけ

私達が所属しているゼミは、カメラを中心に活動する…はずでした。
しかし、緊急事態宣言の発令により学校に行くのもままならない状態。

そんなカメラロスに陥っていた私たちに希望の光を与えてくださったのが、
CURBON(https://www.curbon.jp)の代表取締役CEO武井宏員さんの記事でした。

「Zoomグラフィー興味ある人!」と先生が聞くとほぼ全員が手を上げました。
さすがカメラ大好き星人の集まり。カメラ関係の企画に対する食いつき方が違う!

ということで、やってみました「全力自粛大学生VS Zoomグラフィー」

3.準備するもの

【撮影者側】
パソコン(マイクがあると指示がスムーズかも)またはスマートフォン
・諦めない心
【モデル側】
スマートフォン・パソコン・スマートフォンを固定するもの・片付けられた部屋・あれば使えそうな小道具・寛大な心

ご覧の通り、完全にモデル泣かせの企画です(笑)
面倒くさがりチャンピオンの私にはこれ以上ないほどの拷問!面倒くさい地獄!!あ、撮影後の部屋の片付けも覚悟しておいてくださいね…。

4.やり方

①まずはカメラマン、モデルともZoomに接続。
②カメラマンの指示のもとモデルはスマートフォンごと移動。
③モデル表情を作って一時停止
④カメラマンスクリーンショット

たったこれだけ!一見簡単そうですよね〜😌
私も最初は「めっちゃ簡単やん!」って思っていました…。

5.まずはやってみる

私達は全員で15名なので、3人ずつ5班に別れて挑戦しました。何もわからないまま手探りで進めていきますが、これが想像の30倍くらい難しいのです。

画像1

まず、撮影場所の確保問題。モデル側は事前に部屋を片付ける必要があります。同棲者がいる場合は同棲者の許可をとり、許可が取れた場所でのみ撮影するようにしてください。

続いて光問題。撮影時に最も重要な光を取り入れるのが難しいということ。窓の向き、大きさなどによっても変わってきますが、家具の配置との兼ね合いも難しいです。反射で部屋全体が写ってしまうことも。

次に、モデルの負担が大きすぎる問題。通常の撮影であればカメラマンが全て準備し、モデルは指示された場所でただ撮られますが、遠隔下ではカメラマンの指示通りにカメラの位置を動かし小道具を持ち、そこからやっと撮影が始まります。

撮影が始まると、光を求めてあっちへ行ったりこっちへ行ったり…。場所が決まってからも「あと2mm下に向けて!」「コンセント隠して!」などなど、もう本当に何回zoom切ってやろうかと思ったくらい面倒くさい(笑)

しかも、自分がどんなふうに写っているのか全くわからないし、いつ撮られているのかもわからない。気がつけば部屋が小道具で溢れかえり、軽く泥棒が入ったくらいの散らかり具合。(ビーズ入り風船が爆発した時は絶望しました。)

6.作戦会議

これらの問題を解決するために、いくつか改善策を探してみました。

まず、モデルが自分の位置を確認しながら動けるようにP Cとスマートフォンの両方でZoomにログインする。これでモデル側の負担は少し軽減されます。一つの画面に別角度からの自分が2人写っているのが最初は少し不思議な感じですが😅 

画像2

次に、スクリーンショットする時の声かけ。これは重要です。「はい、撮るよ〜」と一言言ってもらえるだけで心の準備ができます。遠隔下だと相手が何をしているのか、黙っているのか、固まっているのかがわからない。そして、空間共有ができないため、1人ただ部屋でポーズを決めている自分は何をしているのだろうかという気持ちになります…。

画像3

加えて、無駄なものを写さないこと。部屋で撮影するとなるとどうしても不要なものが映り込んでしまいます。例えばゴミ箱や配線類、微妙な窓枠などなど…。
無駄なものはとにかく隠してください。レースカーテン等をうまく活用し、主張の激し目の道具はカメラから映らないところへ避難。何を見せたいかがひと目でわかるようにスッキリさせるとだいぶ良くなります。

画像5

最後に、どんな部屋でも成功しやすい秘策が!それは、!!
原色の服を着てみるだとか、服の色を抑えて原色アイテムを追加してみても良いです。私達は、風船やフルーツを使って色を積極的に使いました。他の班ではカメラに色のついた袋を被せてフィルター代わりに使っていました。

画像6

7.みんなのクロスレビュー

今回もやってみました、恒例のクロスレビュー!!
皆さんの参考になればと思います😌

今回選ばれた5人のクロスレビューはこちら↓↓↓↓

画像7

画像8

今回で3回目になりますが、かいり・かずきは3回連続登場!強い!!
私も2回連続で選んでもらえましたっ!わーいっ✌️

さてさて、モデル側、撮影者側で違った意見が出てきました。やはりモデル側は大変だったようです。しかし、さすがカメラ大好きっ子の集まり!難しい難しいと言いながらも「楽しかった」という意見が多くみられました😌カメラが大好きなのか、追い込まれると燃えるタイプなのかはわかりませんが…(笑)

8.執筆者からの感想

やってみた感想としては、とにかく難しい。スマートフォンで撮るため、扱い方やすく画角は自由ですが、対面下での撮影と比べるとはるかに難易度は高めです。例えるならば、40過ぎのおじさま(お父さん世代)が1人で女子高生にまみれたタピオカの行列に並ぶくらい…。(私はよくバイト先の社員さんに頼まれておつかいに行きます。)

普段からカメラの扱いになれたもの同士であれば扱いやすいかもしれません。カメラマンが臨機応変に対応でき、頭の切れる人であれば問題なく撮影できるかと思います。しかし、私達のようなカメラ初心者集団だと少し扱いにくい印象です。

あとはやはり画質がよろしくないですね。普段一眼レフカメラの画質に慣れている人には、物足りなさを感じさせるかと思います。iPhoneのカメラ機能の画面をZoomで画面共有し、パソコンでスクリーンショットすることで少し軽減される感じはあります。ほんの気持ち程度ですが…。

とはいえ、カメラ大好き星人の集まりなのでやはり撮影は楽しかったです😌コロナ制限地獄でも、カメラという本来の私たちの武器を通してコミュニケーションを取ることができるというのは朗報です。

画像9

次回はスペシャスゲストをお招きしてレクチャーいただきます。(私も大好きな、文学研究者で映画にも詳しくてカメラ界でもすっごいあの方です!)レクチャー後に良いレビューが書けるよう、良い作品を撮ろうと今から気合十分です!!

訳もわからず挑戦してみた私たちの写真がレクチャーを受けてどう進化するのか、楽しみにしておいてください!少し難易度高めのZoomグラフィーですが、気合いと根性のある方は是非トライしてみてはいかかでしょうか☺️


9.みんなのレビュー

点数テンプレート2_page-0001


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?