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個人的課題全般

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こういう問題への対処法なんて既に誰かが考えてどこかに書いてるだろと思うのだが、どこに書いてあるか見つける知性が自分には足りないので、こうやって拙い試行錯誤を走り書きするしかないの…
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#機能不全家庭

葛藤に疲れた

葛藤に疲れた

「もっとこういう思考や言動をしなければ」「まともな人間でい続けなければ」という理想を持っていても、現実の自分にはその通りにできないことも多い。それでも忍耐強くジレンマと同居しながら努力し続けるべきなのだろうが、自分の場合は、理想に到達できない自分を責めて、疲れてしまう。現実と理想との距離が近いか遠いかが測れず、到達できたorできていない、というゼロor百の白黒思考になってしまう。

以下では、自分

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自分の家庭が異常だと気づくまで【前編】

自分の家庭が異常だと気づくまで【前編】

大人になって見聞を広めるなかで、自分の家庭のあり方が予想以上に常識から外れていることに徐々に気づいていった。その過程について書く。家庭といっても、自分と養育者の二人っきりだったので、私にとって家庭≒養育者であることが前提となる。

興味があるけど忙しい人は、後編の最後だけ読めばいいと思う。

普通は想像もつかない

虐待やDVについての様々な書籍やネット記事で明らかなように、一般に、子育て能力のな

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自分の家庭が異常だと気づくまで【中編】

自分の家庭が異常だと気づくまで【中編】

前の記事:

大学時代の話。

平和な家庭を知る【親は嫌いで当然】

この頃は高校までの経験に基づき、おおよそ次のような固定観念を持っていたと思う。

親は人生最初の敵である

親は自分勝手な生き物である

家族というのは大抵嫌なものである

親と一緒に暮らすのは、他に仕方がないからだ

仲のいい家庭はごく限られている

つまり、親に対する反感はあった。それでも、まだ家族幻想の呪縛から逃れられてい

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自分の家庭が異常だと気づくまで【後編】

自分の家庭が異常だと気づくまで【後編】

これまでの記事:

ラスト、20代中盤〜アラサーの話。

周囲に話が通じない20代半ばにしてようやく、「どの家庭もこんなもんなんだろう」という長年の固定観念をようやく疑い始めた。なぜなら、自分の経験を他人に話すと「厳しい家庭だ」と驚かれたり、話にリアリティが感じられないためかまともに取り合ってもらえないことが、何度もあったからだ。貧困層を憐れむか見下すことしかできないブルジョワめ!新自由主義者め!

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