見出し画像

子どもの頃の心持ちを再装したい。


子どもたちへ

大人になるまでに
いくつかの試練を乗り越えるだろう。

今日話したいのは
乗り越え方ではない。
向き合い方でもない。

その後大人になってからのこと。

だから題名は"大人たちへ"
"かつて子どもだった人たちへ"
の方がいいのかもしれない。

試練を乗り越えると
自分に自信がつく。
その後もその出来事が
背中を押してくれる。

一方で、後悔することや
落ち込むこともあるだろう。

私が残しておきたいのは、
過去の後悔や落ち込みを
今に向けて糧としているか。

寂しさや、虚無感から
自分の中の悲しみを見つけて
そういったものに
心を馳せていないだろうか。

実際私はそうだった。

夜寝る前に悲しいことを思い出しては
泣いてデトックスしてるんだと
思っていた。
それもまたいいのかもしれない。
そんな大人もいるんだととりあえず事実を
認めておこう。そして次へ。

…ふと、

未来はいくらでも変えられる、
いわば変幻自在なマテリアルで
過去は既製品を並べる美術館のようだと
考えた。

過去は変えられないかもしれない、
けれど並べ方、見せ方によって
つまり自身の捉え方を変えることで
それに対する自分の感情も変わるだろう。

もう思い出さなくていいよ、忘れたいよ
というものは、
ありがとうと手放しても良いのだろう。

多くを経験すると
どうしてもそちらに目が向きがちだ。

子供の頃はどうだろう。
私の場合、大人になったときより
過去は過去、未来は未来
もちろん不安もあるけれど
その不確かなことに
希望も見出していた。

思い出そう、あの頃の
キラキラを。
手放そう、あの時の
出来事を。

いつでも未来を生きていく気持ちを
持っていたいと思う
夜が明ける少し前のことである。


未来はいくらでも変えられる、
いわば変幻自在なマテリアルで
過去は既製品を並べる美術館のようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?