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海外生活が長くなるとこうなるっという話

こんにちは。今日は友人の結婚式での湘南の夕日の写真です。美しいサンセットの中での結婚式はロマンティックでした。

さて、今日はカナダ移住歴17年経った私だからこそ出来る話を書こうと思います。もしかしたら気を悪くする方もいるかもと思いましたが、海外に長く住んでいる日本人はこんな風に考えていたりすると言う話なので、サラッと読んでもらえたらと思います。

日本にいる頃は「英語が出来る人=格好良い」と思っていて、私も最初は格好良くなりたくて英語を勉強し始めました。でも、こうしてカナダで暮らすようになると、日常会話の中で普通に話されているので「英語が出来る人=格好良い」という方程式は自然となくなってしまいました。

私は格好良い人になりたくて英語が話せるようになろうと必死で努力をしたのに、英語圏に移住した事により「英語が出来る人=普通」の環境になり、今でも「格好良い人」にはなれていません。

英語環境にいると、色んな国籍の人でも英語がある程度話せるということが当たり前なので、日本にいる日本人も英語が出来るようになっていると思い込んでいました。でも、1年半前に5年ぶりに日本に帰国した際に感じたのは、やっぱり日本人は英語が全く出来ない人も沢山いると言うこと。

前回、海外在住用のJRパスを購入して行ったので、自動改札ではなく人がいる改札を通る必要がありました。そこを通るのは外国人ばかりなので、ある程度英語が出来る駅員さんが配置されているはずなのですが、かなり苦労されている様子の駅員さんを多々見かけました。

おそらくマニュアルがあって基本のQ&Aは出来るのだと思いますが、それ以外は分からない様子でした。確かに日本に来る外国人は英語圏の人とも限らないですし、訛りのある英語を聞けるようになるのは、海外に住んだことがないと正直難しいと思います。そんな訳で、通りがかりに苦労されている駅員さんを無視する事はできず、何度か通訳をしたりしました。で、こんな私でも日本に行って英語を話したら「格好良い人」になれる事が分かり少し嬉しくなりました。

この「英語が出来る人=格好良い人」という感覚は日本にいる間に戻ったのですが、逆に「英語ができない人=格好悪い人」という風に思考が転換していたようです。

昔から格好良い人が好きでジャニーズやLDH系の美男子には未だに目がない私なのですが、彼らの姿で我慢できないものがありました。それが、英語に関連するバラエティ番組に出ている時。

他にバラエティーで格好悪い姿がとられてても気にならないのですが、英語で何ていうかというクイズ番組や英語で外国人に話しかけてみよう的な企画があると見ていられないのです。

前に少しだけ美イングリッシュという題材で何かの番組を見たのですが、彼らの英語の出来なさに途中で我慢が出来なくなって見れなくなりました。他の一般常識や漢字を知らない彼らも格好悪いと思うかもですが見る事は出来るのです。でも、英語だけはやっぱり見れない自分がいるのです。

それと同じように英語の歌詞を歌う時にカタカナの発音で歌われてしまうと聞いていられなくなってしまうようになりました。特に英語になる歌詞に限って、「I love you」とか「I cannot stop thinking of you」とか甘い言葉だったりするので、それを本来の発音じゃない発音で歌われてしまうと余計にゲンナリしてしまいます。歌が上手ければ上手いほど、顔が格好良ければ良いほど「なぜ発音まで練習してくれないの?」と残念で仕方がありません。

何だか格好良くて素敵な人であっても英語の発音が悪いのを聞いただけで百年の恋も冷めるというか何と言うか・・・。そんな自分に自分でもビックリするのですが、それくらい17年という年月をかけて英語が生活の一部になり、私の言葉になったのだなっと思うと誇らしい事なのかもしれません。

今日は日本にいる皆さんからは反感を買いそうなお話をさせてもらいましたが、日本生まれで日本育ちの日本人でも海外に移住して長くなると、英語ができない人が無理になっちゃうらしいよっというお話でした。最初は全く自分のものではなくても、努力をし続ければ何事にも身につくという結果なのかもしれません。という訳で、今日の一言はこちら↓

“Never give up. Today is hard, tomorrow will be worse, but the day after tomorrow will be sunshine.” by Jack Ma

*今日の1曲:"Pop Virus" by Gen Hoshino  彼は日本男児の格好良さを分かってる。バンドも最高に豪華メンバーです⭐︎


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