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信頼関係をつくる『傾聴』スキルの最も重要なポイントとは

職場や家族など人間関係・コミュニケーションにおいて、『傾聴』が必要なスキルと言われています。

傾聴に関する本を読むと、それは単なる話を聞くテクニックではなく、かなり奥が深く、難しいものであることが分かります。

そんな傾聴について、最も重要なポイントを解説します。 

それは、相手を「正しい/正しくない」 でジャッジしないということです。

簡単じゃん!と思いましたか?
これは実はかなり難しいことです。
何故なら、人から聞く話は自分の価値観というフィルターを通して聞くため、自分自身と相手のズレが生じるためです。

極端な話、「1+1=3だと思うのですが」という相談を受けたとしても、「間違っている。2だよ」とジャッジしてはいけません(あなたが教師なら別ですが)。傾聴の場合はジャッジしてはいけません。つまり、あなたがジャッジしたら相手は正しい答は知ることができますが、あなたとの信頼関係は深まりません。

私達は、正しい/正しくない を常に判断しているため、会話の中でも、自分の価値基準や社会的なルール、知識・情報から話の内容をジャッジしています。特に社会人は仕事で常にそういった判断を行うため自然と習慣になっています。

しかし、傾聴においては、
まず必要なスタンスは、
(相手が間違っていると感じる場合でも)
相手をジャッジしないことが大切です。

自分の意見を封印しろ!ということではありません。でも、まずは一旦封印して聴いてください。

なぜか?

①信頼して話すためには、ジャッジされないという安心感が必要だからです。自分が相談者になったとしたら分かりますよね。「正しい/正しくない」で判断する人に相談したいと思うでしょうか?まずは共感することです。

実は「正しい/正しくない」は相談者も分かっていることだからです。「正しい/正しくない」は相談者も心の中では分かっているけれど、できないのです。できない理由が何かあるからです(この理由が大事)。だから相談したいのです。そこまで話せると「この人は信頼して話せる人だ。また話そう!」と思うでしょう。その気持ちに寄り添うことが信頼につながります。

③結局は、人間は、人から意見されても変わりません。自分の意思で思うことが必要です。相談者の内容がおかしい・間違っていると感じる場合でも(ジャッジしたいのをグッと我慢してください。ここが分岐点。) 共感して聴いていると、自然に相談者自身から自分の考え方のおかしな点を語り始めます。自分自身で気付くことが重要かと思います。それは変化に繋がります。そして信頼関係にも繋がります。

④「正しい/正しくない」を乗り越えて、意見を求めらたら自分の意見を言えばいい。その時は相手もかなり信頼して受け入れることができるようになっています。

これは当たり前のことのようですが、「言うは易し、行うは難し」の典型です。しかし、傾聴のポイントとして押さえておきたいことです。

(少しでも共感してもらえたら、スキしていただけると嬉しいです🎵😍🎵)


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