わたしはポケモンマスターにはなれないと悟った
大学4年生になり、将来のことについて考えざるを得なくなったとき、なりたい職業・入りたい会社が無さすぎて愕然とした。というかとにかく働きたくなかった。
「じゃあさ、なれそうな職業とか、入れそうな会社とかは置いといて、なりたいものとか興味のあることはないの?」
「うーん、、、、ポケモンマスターかな。君に決めるだけだし。楽そう。」
そんな感じでまさかの20代になってからの将来の夢はポケモンマスターになったのだが、本日そのポケモンマスターにすら向いていないと痛感させられる出来事が起きた。
ひとり暮らし2年目で初めて出くわした"ヤツ"
昨年から小さなアパートの2階でひとり暮らしをはじめた。築15年以上で、めっちゃ綺麗!という物件ではないが、「まぁこれくらいは我慢できるかな」くらいの部屋。
これまで家事はほとんど母親に任せっきりの私だったが、ひとり暮らしをきっかけに掃除も料理も、それなりに出来るようになった。大きなトラブルにも見舞われず、わりと快適に日々を過ごせていた。
在宅勤務を定時きっかりに終え、夕食を作っているときにそんな平和な日々が一変した。
ヤツが現れたのだ。
そう、Gです。
mayukoは野生のGに遭遇した!
ポケモンをプレイしたことのある人はおわかりだろうが、町と町をつなぐエリアを歩いていると突然野生のポケモンが現れバトルが始まる。
子どもの頃、バトルが始まるときに突然なる音楽と場面転換がなんだか怖くて、プレイするときはいつも消音にしていた。心臓がギャンッとなるからだ。←
Gと遭遇したときのわたしはまさにそんな感じだった。ただ平和に日常を過ごしているところで突然、バトルをせざるを得ない状況に陥ったのだ。
結論を言うとヤツはなんとか倒した。殺虫剤はなかったので、食器用洗剤をかけて。みなさん、ヤツが現れたとき殺虫剤がなければ食器用洗剤、おすすめです。
ただヤツを倒したとて、安心はできない。一匹いたら何十匹潜んでるとよく言う。それまでもっとも安全だと思っていた部屋が、一気に危険地帯へと変わってしまったのだ。
部屋の中を移動する度にヤツがいないかキョロキョロ。黒い模様にみえるものがあると過剰に反応してしまう。そしてその日の夢にめちゃめちゃ大量のGに囲まれるという悪夢を見た。...いやメンタル弱すぎだろ自分。
わたしはポケモンマスターに一番必要な度胸がなかった
ここで思い知らされた。
Gに一度出会っただけでこれほどのダメージ。ポケモンマスターになればモンスターに突然出会う頻度は倍以上だろう。
そんな職業にはつけない、と。(そもそも存在しない)
かくして私はポケモンマスターの道を諦めた。
読み返してみるとなんてくだらない記事を書いているんだろう。でも、ふざけながらでもいいから、この事件を書かないではいられなかった。なにかしらの形で自分の恐怖体験にひとつ区切りをつけたかったのだ。...それでもやっぱりしばらくは100%安心して生活は送れなそうだけど...。
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