なくても生きていけるけど、ないと寂しいモノが好き
わたしはあまり物欲がない。
べつにミニマリストというわけではない。ただ、小さいときからお金が少なくなっていく感覚があまり好きではなかった。
だからなにかを始めるときもできるだけいま手元にある物でやりくりしようとする。服1着買うにしても必ず試着して、本当に欲しいのか吟味する。
そんな私が、迷いなくついつい手にとってしまうもの。それは"なくても生きていけるけど、ないと寂しいモノ" だ。
文房具
変なキャラクター
変なTシャツ
雑貨(とくに絵画とコラボしたものが好き)
生きていく上で絶対に必要!ということはないモノたち。そこまで高額ではないが、贅沢品の部類に入るだろう。
でもわたしはこれがないと、きっと生きていけないと思う。正確に言うと、生きる気力を失ってしまうと思う。
そんなおおげさな、と笑うかもしれない。わたしも笑える。でも残念ながら本当なんだな。
最近はやれ"コスパ"だの"タイパ"だの、やたら「小さい金額の中で、短い時間の中で、いかに生産的なモノ・コトが得られるか」という価値観が世の中に蔓延っているように感じる。
もちろんそれ自体が悪いことだとは思わない。わたしも生産性を優先することはたくさんある。
でもそれだけでは、わたしは幸福を感じられない。
きっとこれからの人生もわたしは無駄で役に立たないけど愛おしく感じるものを愛でて生きていくだろう。それはもしかしたら、意味も目的もなく生まれてきた自分という存在の肯定なのかもしれない。
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