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アルケミスト

就職活動中に出逢ったブラジルの作家パウロ・コエーリョの小説。就活同様、本屋さんをぐるぐると彷徨っていたら突如目に留まった『悩めるあなたに〜』類いの書店ポップ。これは何かのお導き!と縋るように手に取り購入したのを覚えています。

案の定、ぴったりとハマりました。今でも大好きなお話の一つでく。余談ですが『案の定』というと国語の教科書にあった大造とじいさんとガンを思い出します。

羊飼いの少年サンチャゴがある日夢を見る
            宝物を求めピラミッドを目指す旅に出る

世界的ベストセラーなので、知る人ぞ知る!お話ではないのですが、主人公は旅道中様々な人と出会い、知恵を持って、また"前兆"を信じ、困難を乗り越えていく。そんなストーリーです。至ってシンプルな物語ですが、少年の葛藤の中にある信念や、要所要所に散りばめられている導きの言葉は、当時の就活生の心にずしりと刺さり今でもバイブルとして私の中に存在しています。

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旅行先の言語訳の同本を集めていました。内容は頭に入っているので勉強にもなる"かも"と、、(それぞれ読破は出来てません)試験が終わったら再チャレンジしようかな

自己解釈ですが、このストーリーの最大のテーマは-自分にとって本当に大切なものは何かを求め生きる-かなと考えています。当時の私のような学生さん、迷える子羊さんなんかにおすすめの本です。

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こちらは同作者パウロ・コエーリョの邦題「ベロニカは死ぬことにした」のイタリア語訳。(素敵な表紙!)懐かしいなとページをめくると

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イタリアを旅していた時のベローナ行きのチケットと、ミラノ・スフォルツェスコ城の絵画資料が!あれが人生初の数日の海外1人旅だったと思います。

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ダヴィンチだ!思ったらダヴィンチの弟子でした。(すっかり記憶が無い)ダ・ヴィンチの描いた絵の上に描かれた"マドンナ・リア"。 『案の定』忘れていたので、きっと忘れないようにこの資料を持ち帰り、本に挟んだのでしょう。こうしてまた目指すべきものが増えました。

世界が開けたら、絶対にイタリアに行くので、もう一度あのお城に行ってこの絵を拝もう。

これはきっと"前兆"

#人生を変えた一冊


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