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日本に帰りたくなってきた話

今年も気付けばあと少しになりました。冬のバンクーバーでは、何かとモチベーションの維持が大変だなと感じています。今回はまとまりのない、少しネガティブな話になりますが気持ちの整理をするために投稿します。

前回はアパレルの販売員の仕事を得たことを投稿しました。あの時はcoopの就労先にすることができる仕事を得られたことに安心していました。あれから2ヶ月ほど経ったのですが、今は他の仕事を探していて正直なところ辞めようと考えています。理由として、

理由①シフトが少ない

この仕事を得た時には、週に30時間以上は入れると思っていました。実際に最初の月はその程度働けたのですが、次第に店として労働時間を削る方向にしていると言われ、週20時間前後のシフトになってしまいました。

理由②Co-op先の保険として得たかっただけだと気付いた

この仕事を得た時は、とても達成感と安心感があったのですが、それ自体がゴールになっていたと気づきました。(よくあることなので薄々分かっていましたが)
日本の食品スーパーで働いていた私は、アパレルは初めての経験ですが、小売業という点ではやっていることは全く同じです。特に今の担当の仕事は、衣類品にセキュリティセンサーやハンガーを取り付けるだけの作業で、全く身になるものではありません。その上数字の管理などができるポジションではないので、やらされ感のあるルーティンワークになってしまっています。
もちろん実績と信頼を積んで昇進を狙うことでいくらでも仕事にやりがいを見出せると考えていましたが、今の私の英語力が思っていた以上にマネージャーたちとのやり取りをスムーズにできないレベルであることを痛感しています。おそらく英語力だけでなく、もともとの性格からしてパパッと会話を迅速に済ませることが苦手な側面も大きく影響していると思います。「自分の性格に反することを無理する必要はあるのだろうか?」「ここではない日系の職場で頑張ってもいいのではないか?」と思うようになりました。インターン期間は来年の秋からスタートなのですが、インターンのためだけにキープしておくというのはモチベーションとして難しいと感じています。

理由③英語で仕事をすることに拘りがないことを再認識したから

留学前は英語を使った仕事に憧れがあり、仕事を選ぶ上で優先順位も高かったのですが、理由②で述べたように英語を使うことよりも、実績や目に見える経験を得られる環境で働きたいと考えるようになりました。最終的には日本に帰って転職するつもりの私は、今のままでは日本で食品スーパーを続けていたのと変わらない(むしろ今の立場上実績が得づらいし、年齢を重ねるので不利になる)ので、なぜカナダにいるのか?早く日本に帰って転職したい!とまで考え詰めるようになってしまいました。

そもそも全ての原因は、「日本に帰ってからやりたいことが明確ではない」ことにあります。元々は、学生時代留学しなかった心残りから永住の可能性も捨てたくない、と思い長期のコースを選択し、キャリアチェンジをしたいという思いでCo-op留学を選択しました。しかし、家族や友人の存在の大きさ日本でのキャリアの積みやすさを痛感し、日本の魅力を再認識しました。今のところ、永住もキャリアチェンジも結果的にどっち付かずということになります。。

私は自分自身を、HSS型HSPだと認識しています。つまり外部の刺激を求めるにも関わらず、繊細で非常に疲れやすい性格です。「この性格にあった仕事を探さなきゃ」と思うのですが、クリエイターやデザイナーなど職人気質なスキルの習得が求められる仕事しかないので、それ以外の仕事を探す方向で考えているのですが、繊細さが故に職場環境に大きく影響されるため転職先のジャンルをいつまで経っても決めきれないのです。日本でやっていた食品スーパーのような外交性が強く求められる接客業は長くやりたいとは思いません。
とはいえ、泣き言を言っている場合ではなく完璧な仕事など存在しないことも分かっているので、一先ずは「英語環境にこだわらない」「インターン先は倉庫作業員(未経験且つ手が届きそう)を目指す」ことを考え、実績を積みながら感じた経験から将来の転職先を絞って行こうと思います。それまでは、生活が厳しいのでお金の稼げるレストランなどを探して働こうと考えています。

キャリアだけが目的ではなく、これまで沢山の素晴らしい出会いや思い出があったので、留学したこと自体に後悔は全くありません。ただ、今はそう思いますが、帰国した後もそう思えるように悔いのない時間を過ごしていきたいと思います。


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