見ることを学ぶ
アクションするために知覚/認知し、知覚/認知するためにアクションを起こす。
同じものを見ていても、その人のレベルや経験によって認知する要素は全く違うことは明らかです。
この有名な動画も、初見と、2回目以降で答えを知っている状態で見ると全く認知するものが変わります。
逆に「そこ」にしか目が行きません。
サッカー選手はサッカーの構造全てに触れて、そこで何をどのように見るのか、そしてどのように認知するのか理解している必要があります。
ものすごいスピードで流れていく試合の中で、どのシグナルが重要で、反応する必要がないノイズは何なのか知ることができれば、より効果的な解決策を素早く見つけ出すことができるはずです。
そして、重要なシグナルを知覚/認知するためのアクションも身につきます。
指導のポイント
コーチの指導は、
数多くのノイズの中から、重要なシグナルを見つけ出すために、選手の目を誘導すること
に重点を置く必要があります。
知覚/認知において、多くの知識と経験が重要なことは明らかだと思いますが、適切にゲームを見て、展開を予測するためには、
サッカーを正しく見てきた経験が必要です。
ひたすらにボールコントロールを高めるトレーニングを実施し、正確にボールをコントロールするために重要なシグナルは「ボールがどの状態なのか」です。
ボールをコントロールできても、試合中の課題を解決するために必要なシグナルを見つけ出す可能性は限りなく低いでしょう。
サッカーの試合を眺めることしかできない選手が出来上がっているはずです。
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