自主練について

こんにちは。

M.Y. trainingです。

自主練って大事ですよね。チームでやる練習では全員に上手くなるチャンスがほぼ均等に与えられます。じゃあライバルにどうやって差をつけるか。チームの練習以外で自主練することです。

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チームの全体練習終了後「シュート練習」「1vs1」「パス&コントロール」「ロングフィード」よく見る光景です。コーチもその自主練の様子を見ていますよね。
「あの選手はこの部分を伸ばしたいと思っているのか」
「こっちの選手は課題を克服するようなトレーニングをしているな」
「おいおい、あいつは何をやっているんだ・・・ちょっとアドバイスするか」
こんな感じですよね。

ちょっと待ってください。自主練は何のためにしていますか?

サッカーが上手くなるため
試合で高いパフォーマンスを発揮するため
試合にスタメンで出場するため

いろいろありますよね。じゃあ、その自主練はこれらの目標を達成するために本当に効果的ですか?試合の状況を想定しているか。目的意識を持っているか。細部までこだわって練習しているか。

僕が言いたいのはそこではありません。

いつ自主練をするか

僕が言いたいのはこの部分「いつ練習をするのか」です。試合に出たい、試合でのパフォーマンスを高めたい。チームでプレーする以上試合に最も近い状況はチームでの全体トレーニングですよね?ということは、チームの練習で最高のパフォーマンスを発揮することが1番の近道だと思います。

なぜ全体練習終了後に自主練するのですか?

次の練習は約22時間後です。僕の経験上、前日の自主練の感覚やイメージを明確に持ったままトレーニングに臨む選手はほとんどいません(僕自身も含め)。結局、気持ちよくグラウンドから帰りたいだけのような気がしてなりません。例えそれが21時を回っていたとしても。これが、僕の感じている自主練の問題点です。

自主練はチームの全体練習の前にやる

このルールを院生コーチ時代に作りました。全体練習が終わったらすぐ帰る。代わりに練習の冒頭20分は選手が自由に使える時間にしました。最初は戸惑いがありましたが、1週間もしないうちに選手は慣れていきました。

この形のメリットとしては、主に3つ。

1.選手が自分の課題となる要素に刺激が入った状態で全体練習を行えること(自主練の効果を実際に確認できる)。
2.チーム全体として身体起こしの時間を設ける必要がほぼなくなること。
3.練習後、すぐに栄養を補給することができること。

自主練したことが全体練習ですぐに試せる、結果を確認できるということは非常に大きなメリットだと思います。これはサッカーの技術に限らず、体幹トレーニングなどのフィジカルトレーニングにも当てはまります。基本的にそのようなトレーニングは全体練習の前に行うことが良いと思っています。やはり、チームの全体練習でどれだけ良いパフォーマンスを発揮できるかが試合のパフォーマンスにつながります。

自主練の質の追求とともに、タイミングも追求していきましょう。

***おわり***

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