まいたく名画座No3 - 悪は存在しない
どうも、まいたくです。
今回3回目のまいたく名画座の上映となります!🎥
本日上映される映画は、、、、
『悪は存在しない(EVIL DOES NOT EXIST)』 です!!
◇監督・キャスト&あらすじ
制作年:2023年
制作国:日本
監督:濱口竜介
キャスト:※太字 主人公
大美賀均
西川玲
小坂竜士/渋谷采郁 他あらすじ:
東京から比較的近い、長野県の水挽町(みずひきちょう)を舞台に、自然に囲まれ、慎ましく暮らしている親子と周囲の人々の物語。
豊かな自然とそれに寄り添う人々の生活の中、ある日、突然持ち上がった外部からの計画が住民の動揺や不安を誘い、少しずつ歯車が狂い始めていく。。
◇感想
本作は映画館で鑑賞させて頂きました。そして、とっても見ごたえのある映画でした!
しかし、この映画の感想となるとですね、、、、
文章で表現することが非常に難しいんですよ。。。
でも、それだと紹介もクソもなくなっちゃうので、頑張って、心のままに、そして素直に書いてみます(^^;) ではいく!
まず、鑑賞後の素直な感情を表現すると、恐らく『衝撃と困惑』だったと思います。
私まいたく的には「『悪は存在しない』というタイトルだし、予告編にも少し不穏な描写もあったので、単純に純粋で綺麗な映画ってことはないだろう」とは予想していたのですが、それでもラストシーンでの主人公の行動が私の想定の斜め上を行っており、エンドロールをぼーっと見ながら頭の中は「えっ?ええっ??」としか思ってなかったです。
繰り返しになりますが、それほど強い『衝撃と困惑』でした。。
ただ、映画全体を通しては、豊かな自然と、その恩恵を受けながら生活している住民たちの日常が描かれており、世間とは隔絶された穏やかな時間が流れているように感じましたし、主人公の朴訥とした言動もそのような感情に拍車をかけていたように思います。
そういった映像の美しさも本作の魅力の一つですので、ぜひ気にしてみてください。
◇映画の見どころ
主人公の演技に注目!
この映画の主役である大美賀さんですが、率直な感想を言うと、素人の私が見ても決して演技が上手な方ではないと思います。
まあ、それもそのはずで、当初はスタッフとして参加していたところ監督の濱口さんが主役に抜擢したとのことですので。
ただ、そのある種の素人っぽさが、主人公の役どころとマッチしたことも相まって、非常に味のある演技となっているように感じました。逆に変に飾ることもなく、わざとらしいさも感じないお芝居がとても素晴らしかったです。映像と音楽の不協和音に注目!
感想の箇所で映像の美しさについては触れたのですが、それとは対称的に耳に入ってくる音楽は終始不穏で、物語の冒頭から終わりまでずっと不安な気持ちにさせられます。
そういった映像と音楽との不協和音を感じることも、この映画の注目ポイントだと思いますので、ぜひ感じてみてください。ラストシーンと「悪は存在しない」というタイトル
こちらは考察的な要素になってしまうのですが、私に強い『衝撃と困惑』を与えたラストシーンでの主人公の行動と「悪は存在しない」というタイトルには何か深い繋がりがあるように感じます。
この映画そのもの、もしくは映画の世界の人々や環境にとって、、、
「悪」とは何なのか?
「正義」とはどのような行動や状態なのか?
といったことを鑑賞後に考察してみると、より楽しくこの映画を見ることが出来ると思います。
◇Next step
いつものごとく、この映画に繋がりそうな作品を紹介してみようと思います。ご参考ください!
ドライブ・マイ・カー
本作の監督である濱口竜介さんが監督した映画。村上春樹さんの原作ですし、数々の映画賞を受賞している有名な映画ですね。
私も観ましたが、とても良い映画ですので、まだ見ていない方はぜひ!義父養父
本作の主人公大美賀均さんの初劇場公開監督作品。
現時点(2024/5月)では恐らく公開終了となっており、またDVD化や配信がされているかちょっとわからないのですが、一応ご紹介まで。
◇おわりに
はい!今回は「悪は存在しない」を紹介しました!
感想や見どころ等でなんだか色々つらつらと述べたり、深く、ふかく、ふかーーーく、考察なんぞをぶちまけちゃったりはしたのですが、かなりの良作でした!
まだまだ公開していると思うので、ぜひ劇場にてご覧ください(^^)/
ということで、この映画に対する感想などありましたら、コメント頂けると幸いです。(でも、ネタバレはやめてね(^^;))
以上、ご愛読ありがとうございましたー!!
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