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僕の昭和スケッチ

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「僕の昭和スケッチ」は、昭和レトロを描いたライフワーク画集です。誰の心にもある遠い日の思い出を描いていければと思っています。毎週月曜更新予定(祝祭日を除く)。
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2023年4月の記事一覧

「昭和は一大UFOブームだった」とんでも広告その⑤UFO探知機

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ184枚目 さて、今日は久々の昭和の怪しすぎ/とんでも通販広告です。 第5回「昭和は一大UFOブームだった」とんでも広告UFO探知機 UFO探索は人類の夢! 人類といって悪ければ、少なくとも男子の夢だ。 それは昭和の御代から今日まで変わらないロマンで、近年では米国防総省からも「UFO報告書」なるものが発表されている。 ロズウェル事件*がスタントン・フリードマン(シカゴ大卒/物理学者)によって発掘/暴露されたのは1970年代後半。1

「小さな赤い瓶タバスコ初遭遇」昭和喫茶

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ183枚目 今ではファミレスにでも入れば普通に出てくるタバスコだが、日本での歴史は食文化という点から見ると実はまだ浅い。戦後のことなのだ。 僕が初めてタバスコに出会ったのは、旅先の東京/池袋。 喫茶店に入り、ナポリタンを頼んだら一緒にテーブルに置かれたのがタバスコだった。 『さて これは何なのだろう・・・???』 と17歳の僕は首を捻った。 僕はその小さな赤い瓶を見たことが無かった。  僕の生まれた岐阜市の喫茶店では当時ナポリタン

「ノストラダムスの大予言」昭和オカルトブーム

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ182枚目 ノストラダムスの大予言 1999年7の月に空から降ってくる恐怖の大王によって、世界は滅亡する! これは、昭和48年(1973年)に出版された「ノストラダムスの大予言*」の一説。この祥伝社から刊行された一冊の解説本によってノストラダムスは昭和の大ブームとなった。覚えていらっしゃる方も多いのでは? おりしも70年代は大オカルトブーム、恐怖の大魔王が日本中を席巻! ノストラダムスは16世紀の怪人 ノストラダムス(1503/生〜1

「吊り下げ式手洗い器」昭和の日常スナップ

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ181枚目 上の絵は吊り下げ式手洗い器。 昭和の手洗い器です。 僕の実家には無かったので、田舎に行った時に初めて目にして『どう使うのだろう?』と首を傾げた覚えがある。小学低学年の頃だった。 器具の最下部の出っ張りを上に押すと容器に溜めてある水がチョロチョロと出てくる簡単な仕組みで、昔はよく使われていた。 家庭をテーマにした古い白黒映画などには時折登場する事もある(日常感を演出するために)。 絵はちょっと大袈裟かもしれないけれど、母親