赤外線こたつ大ヒットの秘密/昭和の暮らし
「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ172枚目
<赤外線こたつ>
冬になると、日本のどの家庭にもあリましたよね。上にミカンや煎餅を置いて一家団欒で暖まる、まさに昭和を代表する暖房器具です。
ですが、当初発売された赤外線こたつは中を覗いても真っ暗で、スイッチが入っているかどうかも判りづらい、と不評の家電でした。言うまでもなく赤外線は人間の目には見えませんから当然そうなります。売れ行きも全く芳しくなかったようです。
けれど、ある家電メーカーの社員がコペルニクス的発想の転換を