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日本発汗学会総会2020

今年も参加しました「発汗学会」・・!

本来であれば医科歯科大で行われる予定だった今年の学会。
コロナの影響によりオンラインに切り替わり、初めてのオンラインカンファレンスに参加することができました。運営のみなさま、ありがとうございました・・!

さて。昨年は登壇させていただきましたが、今年は一般参加ということで、先生方のお話をじっくり聞き込んでいました。

今回いちばん楽しみにしていた池袋ふくろう皮膚科の藤本先生の講演。まさかが起こります。なんと、講演内容として大々的に私と私の活動内容をご紹介してくださったのです…!

さすがに驚きました…
スライド2ページ、そして内容に関して言えば全体のまとめともなるような核たる部分でお話しいただいて、思わず画面3度見しました。

昨年登壇した意味がすごく感じられて、『もっと患者に寄り添った治療を』と考えてくださる先生方がいらっしゃり、私の発表や活動から今年の内容を考えてくださったこと、本当に嬉しく思います。

全体的な内容としては患者の『ウェルビーイング』が主なテーマ。身体的、精神的、社会的に良好な状態を指すこの言葉。ああ、私はこれを目指しているのだなと、すごく腑に落ちたことを覚えています。

汗をかくという機能は、人間の体温調節、そして生きていくために必要不可欠な機能です。治療のゴールは『汗を止めること』ではないことを、当事者の皆々さまには充分理解して欲しいことでもあります。

様々な治療法がすでに存在しており、これから新たに出る薬や治療もあるでしょう。自分に合うものを見つけ、組み合わせ、継続していく。または、私のように受け入れた上で治療をしないという選択肢もあることをもっと知って欲しいなと思います。手術は本当に、慎重に考えてくださいね。

合併症として精神疾患が1位になるほどQOLが下がってしまう疾患であることも再認識させられました。

多汗症ではない方に症状を理解してもらうのは非常に難しいです。しかし、伝えることによって理解しようと努力してくれる方々もいるのは紛れもない事実です。言わなければ分からないこと、言ってみたから分かったこと、自分にも相手にもあるんだなと。必ずしも打ち明けなければならない訳ではないです。自分が生きやすい環境を整えるために、周りに伝えるのはとても勇気がいることですが、一歩踏み出せた時、きっと見えている景色は変わることでしょう。そんな一歩踏み出したいあなたを、私は応援します。

これからおそらく本格的にコミュニティの形成をしていくと思います。皆さんが何を求めているのか、それぞれが持っている本来の力、才能を引き出すにはどうしたら良いのか、そんな社会をつくり、そして認知度を今以上に上げるためには何をすべきか、地道に考えて前に前に進んで行きたいと思います。1人では見えなかった景色を見たいですし、遠くまで行きたいので、みんなと歩いて行きたいです。

そんな決意を新たにした学会でした。
藤本先生をはじめ、運営の皆さま、ありがとうございました。

さぁ、いよいよ2020年も残りわずか!
悔いのないよう、駆け抜けたいと思います!

皆さんも風邪など気をつけてくださいね。
ではまた〜

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