私の妊活日記 ~スタートライン~

入籍、結婚式、新婚旅行が全部終わって約1年経過した2020年の始めが、私の妊活スタートだった。
現在そこから約8か月。

ゆるっとした妊活で、期間もまだたった8か月だけど、いざ始めてみたら色々あって、考えることもある。
この妊活がどんなゴールを迎えたとしても、その時その時にどんな感情を持っていたか少しでも記録したいと思う。

まず、何となく自分でタイミングをはかっていた半年間。基礎体温も毎日測っていた。
周りの友達は結婚して次の年には妊娠や出産を迎えている人ばかりだったから、勝手に私もそれに続くことができるような気がしていた。
今までも特に思い当たる問題もなく、生理も順調に来ていたし、生理痛が重くて動けなくなるようなタイプでもなかったからだ。

けれど3か月、4か月と過ぎたくらいには、これは一度きちんと検査した方がいいのでは?と思い始めた。
そもそも私や夫に決定的な問題があって、どれだけ妊娠を希望しても授かることができないなら、毎月毎月「今月もダメだったか…」と思う必要もなくなる。
2人で生きていくための楽しみ方を模索し始めることができる。
いっそフルタイムの仕事に復帰して、自分のキャリアプランを考えることもできる。

とにかく、子どもができるかどうか分からない状態で、宙ぶらりんの状態でこのまま時間が続いていくことが一番のストレスになると思った。

希望を持ち続けて、待っていてもいいのかどうか、それをはっきりとさせておきたかった。

4月、私の半年あとに結婚した友人からの妊娠報告を聞き、いよいよ私の決意に火が付いたところだったが、ちょうどコロナ禍、緊急事態宣言に突入。
病院に行くこと自体が気分的に憚られ、悶々として自宅で過ごす日々だった。

6月、仕事が徐々に以前に戻り始めて、私自身の行動制限も少し緩めてきたところで、初めて病院に行くことにした。
夫に「一度、病院で調べてもらおうと思う。」と宣言し、不妊治療専門のクリニックを予約した。

通院に約45分、もっと近い病院もあったけど専門クリニックを選ぶことにした。体外受精まで行っていて、休院日がないこともメリットだった。
担当医制ではないことが不安ではあったものの、今になればその方がある意味気軽に相談できるようで良かったと思う。

思い切って一人で訪ねたクリニックは、とても静かな雰囲気で少し驚いた。
でもそうか、20~40歳代の大人しか来ていないからと気付いて、普通のいわゆる病院とは違うのかと納得した。
順番待ちをしている他の患者さんを意識しないうちにぼーっと眺めていた。

今までは、ふんわりと自己流でやってきたけど、ここから私の妊活が本格的にスタートするのか、と改めてスタートラインに立った気がした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?