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こんにちは!Scenario株式会社 CEOの横山です。
このnoteには、私が起業を志した背景やLiferaryに込めた想いを綴ります。
少しでも、何か皆様の心に残れば嬉しいです。

ちなみに、ちょっと長いです。笑
並大抵の想いではない、ということで許してください!


ビジョンと創業背景

弊社は2021年1月に創業しました。ビジョンは、
「一生に一度きりの人生を、最高のシナリオに。」です。

自分という人間は一人きり。そして、その命は一度きり。
そんなかけがえのない人生をとびっきりいいものにして、「自分に生まれてよかった」と思い命を終えよう。そんな想いが込められています。

このビジョンと創業に行きつくまでに、元となった3つの原体験があります。

1.笑顔が溢れる家族を作ろう

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当時の記憶はほぼないですが、私が生まれた時、実家は風呂なしアパート。若くして姉と私を授かった両親は、金銭的に余裕がなかったと聞きました。

そんな中で育ててくれた両親には(この歳になって、やっと)感謝していますが、仕事など選んでいられない状況で働く父親は、相当なストレスを溜めこんでいるように見えました。
時には、ストレスが家庭へ向くこともあり、父親だけでなく母親も、姉も、私も、つらかったのではないかと思います。

私は家族と過ごす時間が正直苦手で、今も父親との間に心のしこりがある気がします。
小さかった私にとっては強烈で、
卒業文集を書く中学生の頃にはすでに「将来は楽しいことを仕事にして、笑顔あふれる家庭を作ろう」と思っていました。

2.ヒトってなんのために生きているんだろう

当時、つらそうな父親の姿を見て考えたことがもうひとつありました。
「親父は今、幸せなのだろうか?」

生きるために、生きる時間そのものを使って苦しみながら働く姿は、言い換えれば「苦しみながら、生きるために生きている」ようなもの。
それって普通?もし普通なら、ヒトって何のために生きているんだろう。
その疑問に端を発して、

なんで自分が生まれてきたんだろう?
両親が、子供を望んだからか。

じゃあ、子供のいのちは親のためか?
いや、そんなことはないかあ。

じゃあ、生まれながらにして迷子か?
生きる目的は、自分で決めないといけないのか?

目的ってなんだ?
そんなもの、ないか。
自分が幸せだと思えることをして、自分が自分で良かったと思えるように生きられれば、それでいいのか。

なんて、結論にたどりつきました。
こんなこと考えている中学生って変ですよね?笑

この時から私は、「自分の一度きりの人生、とことん楽しんで死のう」という死生観を持っていました。

3-1.飢えから生まれた"利他心"

もうひとつ、自分を形成する原体験があります。
誰かに「必要とされたい」と想う気持ちです。

私は幼い頃から気管支喘息で、おかげで運動は苦手。それに比べて当時姉はスポーツも勉強もできたので、
「テストの点数すごいね、足も速いんだね」と褒められていました。運動会は、親戚中が姉のリレー選手を楽しみにしていました。それがすごく羨ましかったのを覚えています。

当時、小さくて多感な時期だったこともあって、家庭のギクシャクに加えて姉との対比に悲しさが相まった少年は、「僕も誰かに認められたい、ヒトから必要とされたい」という想いに飢えました。

そこから学校ではずっとお調子者で、とにかく人に求められたことには全力で応えようとする子になりました。
誰かが笑ってくれたら嬉しかったし、
友達に悩みを打ち明けてもらった時は、本当に心の底から「生きがい」を感じました。

「ありがとう」や「横山くんがいると、楽しい」という言葉が、自分の存在意義になっていました。

3-2.「武器を持ちなさい」

自分の喜びのために、ヒトに尽くす。
そんな不完全な優しさを持った私は、たまたまテレビで見た発展途上国の子供たちのドキュメンタリー番組を見て、号泣します。

自分と同い年の子供が、生きるために生きる姿を見て、「生まれた環境が違うだけで、ここまで不平等なのか」と感じ、傷つきました。
自分であることを楽しんで死のう、なんて思っていた自分がどれだけ平和ボケしているのだろう。と自分を恥ずかしく思ったのと同時に、いつか彼らのためになりたい、と想うようになりました。

時は流れて、大学受験。
私は東京外国語大学が第一志望でした。
東南アジアの文化や言語を学び、将来は現地で働くつもりだったからです。

その頃、中学時代に通っていた個人塾の先生と地元でばったり会い、進路の話をしていた時のことでした。

塾長:そういえば横山、進路は決めたのか?
私:東京外国語大学に行きたいなと思ってます。
塾長:へぇ、将来海外で働きたいのか?
私:東南アジアに行って、貧しい子供たちを助かる仕事がしたくて、東南アジア専攻の学部に行きたいなと思ってます。
塾長:ふーん。
塾長:横山がカンボジア語を話せたら、カンボジアのヒトたちを助けられるのか?

・・・私は、黙りこんでしまいました。
自分が「夢」だと思っていたものが、一瞬にして砕かれたような気持ちになりました。

塾長は続けます。

塾長:例えば、横山が畑仕事ができて、医者だったりしたら、言葉が分からなくても喜ばれるんじゃない?ヒトのためにって気持ちはすごくいいと思うけど、誰かの力になりたいなら先に武器を見つけなさい。

この言葉をくれた塾長に憧れて、彼の出身である早稲田大学商学部に進み、講義で経営論に出会い、経営のおもしろさを感じて起業を志し、今があります。

あの一言が、自分を導いてくれたと言っても過言じゃないほどで、本当に感謝しています。

4.課題と着想

そんなこんなで大学生になり、就職活動を通して起業を思い立った私は、5年後に起業という目標を立ててアクセンチュアに入社しました。
猛烈に働いたら3年が経ち、きたる5年目に向けて改めて考えていく中で、自然と自分自身のこれまでや、周りで起きていることに視点が向いていったのを覚えています。

幼い頃から、働くことに義憤を感じでいたこと。
姉が仕事で適応障害になって休職したこと。
同期や先輩が、仕事に疲れていくこと。

それらに想いを馳せた時、かつてのような「自分のためのヒト助け」ではなく、自己実現に向かうような感覚がありました。
「仕事とヒトのあり方に向き合い、人生の幸福度が最大化される仕組みを作ることが、自分のやるべき仕事なんだ」と。(大げさっぽいけど、本当にそう思ったのを覚えてます。当時、クライアントオフィスの33Fに休憩室があり、そこに一人で座っているときに思ったことです笑)

時代は、ちょうど様々な働き方が許容されているタイミングで、選択肢が広がっていく。これからの世代は、もっと自由なキャリア選択をできるようになるかもしれない。

キャリアに燻り、自分のよりよい人生を願うヒトたちが、正しい一歩を踏み出せるようなサービスを作りたい。
それがScenario株式会社、そしてLiferaryのはじまりです。

漠然とした想いから、理想に一歩を踏み出す

これを読んでくださっている皆様も、きっと私と近い世代が多いのではないでしょうか?これから書く話は、20代のキャリアにくすぶる若者120人にヒアリングして導き出したものです。
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最近、キャリアへの意識が高まる中で、市場価値や成長、やりがいをキーワードに会社を選ぶ方が増えています。

2-3年目を迎えると少しずつ仕事も分かってきて、今の自分を俯瞰視できるようになります。その時、ふと「自分って、このまま20代を終えて大丈夫だろうか?」と思うのは、皆さんも経験のあることではないでしょうか。

例えば、営業は苦手ではないけど、数字のために無理して売っている気持ちもあったり、会社の方針であまり売れなさそうなものに「注力しよう」と言われてしまうと、抗えない環境にやる気がそがれたりしている。あと、この会社だけの商材・営業スタイルだけをやって30歳になった時に、大丈夫かしら?とも思う。もっと心から「この仕事いい!私これなら心に曇りなく頑張れる!」って思える仕事に熱中して、そこから成長・充足実感のある感じの状態で、20代を走り抜けたい。そんな風に思ったりします

そして、頭には漠然と興味のあるテーマや「想い」がちらつきます。(もっと成長環境で20代を過ごしたいな、もっと社会のためにあるような事業に関わりたいな、など)

その頃、お世話になっていた先輩が辞めたり、同期が「転職するわ」と言い出したりするんですね。それをきっかけに「一度話そうよ!」となり、なぜ辞めるの?どこに行くの?何をする予定なの?などと話すことになります。

話を聞いていると、意外と自分と同じような課題感を持っていたヒトも多くて「自分もこのタイミングと理由で辞めていいんだ」と安心したり、転職先と理由を聴いて「意外と想定内だな」と感じたりもします。「やっぱり成長したいヒトってコンサルいくんだ、あるいは自分の金融 or 営業経験が活かせるベンチャーで、って感じになるのかあ、という具合に。

その上で、「俺は、とりあえずビズリーチで探したよ」と言われ、「やっぱビズリーチかあ」となり、帰りにビズリーチに登録してみます。

実際スカウトが届くことに少し驚き、最初は目を通してみるものの、気軽に返信するには腰が重く感じたり。スカウトが届くことに慣れたあとも、内容がパッとしなかったり、「経歴を拝見しまして」という定型文がうるさく感じたりして、"スカウト疲れ"します。希望業界・職種を入れて検索しても手も、同じような会社がたくさん出てきて、知っている会社を目でなぞるだけの作業になってしまう。自分はやりがいや成長、もっとこういう体験がしたいという想いを持っていても、機械的な検索と声掛けしか起きない状況に、疲弊してしまう。

結局スカウトにあまり興味を持たなくなり、スマホを開いても、親指の行き先はYoutubeやインスタグラム。やがてスカウトメールに反応しなくなる。これを私は、「転職未遂」と呼んでいます。

ただ、しばらく転職が頭から離れていたある日、仕事で上司からきついことを言われたり、無理な依頼で残業が発生した日、「めんどくさ」と思うと同時に、「前も同じことを思ったな。それで転職を考えたのに、結局何もしなかった。やっぱりこのままダラダラ過ごすのは良くないから、改めて転職活動しよう」と思い立つ。この2回目の転職活動が、実質本番です。

そこから、これまで無視していたスカウトを改めて覗くなかで、エージェントからのスカウトに目が留まります。自分も初めての転職活動で知らないことがあるから、とひとまず返信。そこから何名かエージェントと話し、一番丁寧(親身)に感じたエージェントに沿って転職活動が進んでいく。これが、20代が歩む転職体験のほとんどを占めているモデルケースだと思います。

ただこれ、最終的にいい転職になるかどうかはエージェント選びにかかっています。もっと言えば、エージェントを見抜く力がない場合、運勝負です。

ただ、想像してみてください。
先輩や同期の話を聞いているとき、身の回りに気になる業界や職種、会社のヒトが自分の知り合いに一通り揃っていたらどうでしょうか?

スカウトや検索に疲弊している時に、想いの丈を吐き出したら、直線的に仕事が見つかる魔法のようなサービスがあったらどうでしょうか?

その体験を最大限まで広げて、
自分にとっていいキャリアを、「想い」から直線的に、一次情報からバッチリ選んでいく。そんな体験を作るのが、Liferaryです。

「想い」を軸に、実際に働くヒトのキャリアストーリーをエビデンスに、理想の選択肢を見つける

Liferaryは、これまでの経歴と今後のキャリアに向けた想いを登録することで、理想的なキャリアを見つける転職サービスです。


Liferaryが目指したい未来

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私がLiferaryの先に目指しているのは、キャリアに悩む若者が自律したキャリアを歩み、その先に幸せな人生を見つけることができる世界です。

まずは、課題が顕在化している転職のタイミングにフォーカスしますが、最終的には幼少期向けのキャリア教育など、幅広い領域へサービスを展開していきたいと思っています。

一生に一度きりの人生を、最高のシナリオに。
誰もが、いのちが尽きる時に「最高に幸せだった」と言える人生を歩める世の中を、一緒に作っていきましょう!

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