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失われた時または物

昨年の12月に都会から田舎へ
引っ越した。
12月になり
年が終わってしまうと思って
慌てて書いている。

それまで普通だった暮らしは
一転して
無農薬の野菜を買うのも大変になってしまった。
大きな都市なのだが
自然食品店が3店舗(私の知る限り)しかない
のです。
この衝撃はキツかった。
それから自分が甘かった。
不況のためなのか他にもあったらしい
自然食品店が閉店していたのだ。
ネットスーパーフル活用であるが
新鮮な野菜は手に取り選びたい。
毎日の暮らしである。
ポチって届く事は
便利さと引き変えに
出かけて見て触って得られる事が
削除されてしまう事なのだ。
買い物に出るにはそれなりに支度をするし
行きつけの店で馴染みの店員さんと話したり
他愛の無い何かをする事になる。
バスを数分待ったりね。
その時知り合いにあって嬉しかったり。
そういう暮らしがごっそり無くなってしまった
1年間だった。
これは痛かった。
知らないうちに私は
冬眠中のクマの様な暮らしをしていた。
動く範囲が極端に狭いから
体力も格段に落ちた。
今、半蔵門線に乗ったら何駅立っていられるか
自分でも分からない。
ここに文章を書く気力なんて全く湧かなかった。
恐ろしい事だ。
“人はパンのみに生くるにあらず”
ジーザスは人間を分かっている。
家の中だけで完結する暮らしは
人間らしく生きられない。

最近、16時を過ぎれば暗くなる。
今年も残すところ一月を切りました。
体調も今一つ、暮らし方も穴倉暮らしの有様でしたが
たまには良い事もあったと思う。
冒頭の写真は
なんと小布施のモンブラン🌰です。
ここで食べられるとは思わなかった。
期間限定らしかったのですが
余りの美味しさに
後日また買いに行った程です。
モンブランは勿論小布施の栗あん。
ほんのりとした甘味と品の良い栗の風味。
中の生クリームも油っこくなく滑らかで美味。
その下のスポンジもふんわりとして
小布施の栗のモンブラン🌰が食べられて
幸せだった。
年末またやりますよ、と店員さんに言われたけれど
小布施の栗きんとんの量り売りもやりますからって。
年末のデパートの混み方が半端ないので
思案中です。

今年を振り返っても何があったのか思い出せないけれど
ある日、出かける時に目の前に虹が広がっていて
ああ、いい事あるなと思った瞬間の写真。
虹🌈って
吉兆だなと思います。
今年は地面から生えている虹を2回も見た。
来年も見られるといいな、と思う。

Rainbow 🌈 



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