見出し画像

死んで「無」になるような生き方をするな

自分が死んだ後って、どうなると考えますか?

・なにもなくなる
・冥土の旅に出る
・自然に還る

色々な考え方があると思います。
現在では、海洋散骨や樹木葬など、
故人や遺族の死生観により、
様々な埋葬の仕方を選べるようになりました。

しかしながら、私は声を大にして言いたい。

それで本当にいいのですか、と。

自分の人生なんだし、好きなようにさせてくれ

それも一つの考え方です。

しかし、
あなたが意識せずとも、
家族だったり友人だったり同僚だったり、
多くの人に影響を与えています。

あなたの死を悲しむ人は、
あなたが死んだ後どうすればよいのでしょうか。
生前世話になった人、
仲良くしていた友人が
跡形もなくいきなり姿を消し海の藻屑と化す、
その事実を受け入れられるでしょうか。
きっと難しいと思います。

そこでお墓があれば、
同じ悲しみを持つ人達がお線香を供えることで、
少し心が癒されることもきっとあるはずです。

それに、人類は歴史的に海洋散骨や樹木葬はもう経験済であり、合理的であれば、もう定着しているはずです。

なぜ定着しなかったのか?

かつてのナチスの将校や、犯罪を犯した人が、
死後の神格化を恐れて、
樹木葬や海洋散骨されてきた歴史があります。
有史以降、ピラミッドや古墳をはじめ、
現代までお墓は作られてきました。

人間には何千年も変わらない
「偲ぶ」という感情があります。

どんな人でも、
必ずあなたの死を悼む人がいます。
そういう人の心の傷を癒す場所が
必要だと私は考えます。

自分なんて跡形もなく消えればいい
なんて思わないで下さい。

それは謙虚さではなく、
現実が見えていない傲慢さの現れです。

お墓に埋葬することは、あなたが出来る最後の思いやりなのではないでしょうか。


一緒に人生過ごしてくれてありがとう。
そう言えるような人生を歩みたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?