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塩分が〇g増えるだけで各疾病の死亡リスク増大?!

「健康のためには、塩分の多い食事を控えた方がいい」

これは、多くの方がすでに知っている事実ですが、では一体、どのくらい塩分を控えればよいのでしょうか?

今回は、塩分がたった数g増えるだけで、あらゆる疾病起因の死亡率が増加することをあきらかにした日本の研究をご紹介します!

研究概要

出典:Shima A, et al. Relationship of household salt intake level with long-term all-cause and cardiovascular disease mortality in Japan: NIPPON DATA80. 2004 Jul;46(7):737-45. Hypertens Res. 2020 Feb;43(2):132-139.

この研究は、日本の厚生労働省の助成を受けて、日本脳血管疾患予防協会の協力のもと、NIPPON DATA80 Research Groupによって行われた、日本の家庭内の食塩摂取量と死亡との関連について調査したものです。

1980年に日本政府によって実施された国民栄養調査と日本における循環器疾患に関する全国調査を基にしたコホート研究で、対象者は30歳以上の10,546人、基線データには栄養調査、医学的検査(血圧測定や血液検査)、健康状態や医学的歴史に関する自己記入式アンケートが含まれています。

研究結果

24年間にわたる調査の結果、家庭内で摂取された食塩量が高いほど、全因死亡率、循環器疾患、冠動脈疾患、脳卒中のリスクが増加する傾向が示されました。とくに、食塩摂取量が1,000kcalあたり2g増加すると、これらの疾患の死亡率が増加することが明らかになったのです。

具体的には、1000kcalあたりの食塩が2g多いごとに、その後24年間の
・全因死亡が7%
・循環器病死亡が11%
・冠動脈疾患死亡が25%
・脳卒中死亡が12%
多かったそうです。

まとめ

減塩の方法はさまざまです。例えば、卓上に置いておく醤油を減塩醤油に変えれば、簡単に塩分を減らすことができます。

また、香辛料やスパイス、出汁をうまく活用することで、塩分を控えつつも美味しい料理を作ることができます。弊社の商品づくりは、この部分を意識しています。

「ノー残業デー」と同じように、週に1回でも「ヘルシーデー」をオフィスの中で作っていただき、働く人の健康づくりを推進して頂ければと思います。


働く人の健康を守る!食の福利厚生サービス「MYPLATE for office」

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