習い事で追い詰められたかつての話
今、部屋に流れている音楽は、八神純子の「ミスターブルー」。
(手を広げて歌ってしまうので、知らない人はぜひ聴いてみてほしい)
あ、今「ポーラースター」に変わった。
昨日は、鹿児島から私と私の姉に会うためだけに大学の後輩が来てくれちょった。
1歳半の女の子を連れてわざわざこんな遠くまで、しかも夜の飛行機で。
お土産、山ほど抱えて。姉は駅まで迎えに行って、後輩の笑顔を見た時、思わずウルッとしたって言いよった。そして、私は今、キーを叩きながら泣きそうよ…。
6時間喋りっぱなし。大体は保育園とか、子育ての話で、これは心して関わらねばと思った。
なぜなら、、、小中高時代の思い出で、今の私にとって記憶に強く残る思い出といったら、理不尽な怒りの連発と傘や手、足でボコボコにされたものばかり。この3、4年は姉の子ども(繊細なサウルス双子の男児と愛想振り撒く鉄の女児)の育児に関わる機会がかなりあって、その度に私が冷凍していた記憶がどんどん溶解して傷ついて泣くことがあったき、子どもと大人の関わりについての話題は要注意。
まあ、でも一つの小さい塊が溶けた。やっぱり。
習い事の話をきっかけに、姉が「そういえば、、、」と話し始めた。
(ちなみに私と姉は一卵性双生児。)
小学校の時にピアノを週一で習い始めた私ら姉妹。
特にやりたかったわけじゃなかったはずで、母親がいずれ役に立つと思って知り合いの若い先生に頼んで家に来てもらうスタイルで習うことに。
まあ、もちろん、やる気なんて0からのスタート。だから、「練習したが?」って聞かれるとやるしかない。質問の形ではあるけど、これは「練習をしろ!!」っていう命令よね。
で、練習をなんとなくして、たまにヤル気出して練習するがやけど、こっからがパニックの連続。
母親が寝よったり、来客中やったり(そもそも自宅の一室で塾しゆうき人は常におる)するときにピアノを弾いたら、「うるさい!なんで状況考えんが!」っていう体が硬直するようなドスの効いた声が、まあ、かなりの確率で飛んでくる。
で、練習せずにレッスンを受けると、そりゃあまあ、、、全く上達してないよね。
先生は遠回しに、「練習してね」って言うやん。そらそうよ。で、工夫して音を出さずに鍵盤だけ叩くスタイルで練習。うん、だめ。「何回言ったらわかるが!」「お母さんをそんなに困らせたいが?!」って怒鳴られる。下手すると、機嫌によっては、手が飛んでくる。髪を引っ張られる。
そのくせ、ピアノが上手い子のことを、「あの子はすごいね。なんで、あんたらあはできんがやろうね?!」なんて言ったりする。
心の中ではパニック。「それは、練習できんきながやけど。。。」
結局、ピアノはなんとなく流れでやめてしまった。
何がしたかったがやろうな〜
なんて書き始めたら、止まらんくなってきた。
ここらでやめちょく。なぜなら仕事に行かないかん。
まあ、ちょっと溶けたのをこうやって文字に起こしたき、スッキリ。
後輩よ、ほんとにありがとう。(とってつけた終わり方やな。)
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