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あれ?AIの活用が進まないぞ?     −今のAIの限界−

1.「AI」の活用が進まない?

 
  人工知能(AI)が何度目かの鳴り物入りで登場。
 今まで人がやっていた仕事をAIが奪っていく!失業する、仕事が無くな
 ると、本気で心配した人も居たようです。
 でも、今、その勢いはありません。どこへ行ってしまったんでしょうか?
 サイバー空間で人類滅亡計画を進めているんでしょうか?

2.「AI」の活用が進まない?進んでいる?

  コンピュータ産業にとって人工知能(AI)は大きな夢です。
 まだ今回の人工知能(AI)はその夢を実現した!と言えませんね。
 「機械学習」と呼ばれる新たな手法を実現したに過ぎません。
 その「学習」も「ディープラーニング」といった一つの手法を実現したに
 過ぎません。しかも、知恵熱も出ない状態なので「ラーニング」に手間
 が掛かっているのが現実です。
  チェスで名人に勝った、将棋で勝てるように成ってきた。成功事例は
 特定の分野で「成功」した特定のパターンでしか無いのです。


3.「AI」の活用が進まない?

  人工知能(AI)は大きく分けて、次の2つあります。
   ・強いAI:人間のような、全認知能力を必要とする作業も可能
   ・弱いAI:人間の知性の一部分のみを代替し、
         特定のタスクだけを処理
 残念ながら今あるのは「弱いAI」なんです。
  
  なので、まだまだ、决められた仕事に対してのみ自動的に処理が出来る
 だけなんです。しかもその仕事に関し「学習」した範囲しか出来ません
 現在の「AI」を使うためには以下が必要になります。
    ① 学習する仕掛け作り込む
    ② 学習させる
    ③ 正しく学習したかの確認をする
 これが、仕事によって違う(流用が効かない)。なので活用が伸びない。
 ①、②を頑張ってやっても、③がいまいちってこともある。
 なので、①〜③が一定レベルの成果が出ているものしか出てこない。

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